コンプリートパスの今泉です。先週、東海中学校では成績表が返却されました。
中学3年生は修学旅行に行っていた関係で少し返却が遅れましたが、教室に成績を持ってきてくれました。
学年考査統計表をみると…
東海中学校では、中学3年生からテスト毎の順位が発表されます。中学1、2年時は1年間を通したテストの平均点(1学期中間から学年末試験までの平均)の順位が発表されるものの、一回毎のテストの順位は発表されません。そのため、東海中1、2年生は自分のテストの平均点と学年考査統計表の平均点の分布を照らし合わせ、大まかな順位を把握することになります。
さて、今回の東海中学校3年生の学年考査統計表にある平均点を見ると、平均点が高い科目は歴史の85点、英語Ⅱの80点、生物の79点となっています。それに対して、平均点が低い科目は、化学、代数が平均点63点と一番低く、それに公民が67点、国副、英語Ⅰが70点と続いています。
例年、東海中学の歴史の平均点は高く、これは中学3年間を通じて変わりません。物理の平均点もトップ3には入りませんでしたが、76点と高く、例年通りだと思います。また、数学の代数の平均点が低いのは例年通りです。東海中学校の平均点は代数、幾何、英Ⅰ、英Ⅱで低くなる傾向があります。
例年と異なる平均点となったのが、英Ⅱ、公民、化学といった科目です。英Ⅱは例年よりも平均点が高く、公民、化学は平均点は低くなりましたが、例年であれば平均点の高い科目です。今回のテストを踏まえ、各科目の対処法を考えて1学期期末テストは臨んでくると思いますので、平均点は上がってくるのではないかと思います。
東海中学の数学と英語の平均点が下がる理由
東海中学の英語と数学は中学3年間の学習を中学2年生までに終えます。(厳密にいえば、英Ⅰは2学期中間試験ごろまで中学校内容の学習が続きますが…)そしてそこから、数学、英語は高校内容の学習に入ります。高校内容の数学は数と式、場合と集合からの学習が始まり、中学校2年時に学習した内容を深め、中学校3年生では学習を進めます。
もし中学3年時に、中2までに既習の内容の理解が不十分だったり、計算の練習が積めていない場合、中学2年生内容の学習+新たに中学3年生の学習内容を学ばなくてはならなくなります。
また、英Ⅱでは文法を各自学習するように求められます。その際に使用する問題集は高校向けの問題集で、文法書を読みながら問題集を解き、品詞や文構造を意識した高校流の英語の文法理解をしていかなければなりません。また、広くて浅い高校英語の網羅するためには、勉強時間を十分に確保しなければならないという側面もあると思います。
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