数学の変更点

こんにちは、理系担当の辰巳です。

今回は令和7年度の共通テスト数学について書いていきます。

大きく変更されるところは以下の3点となります

 

Ⅰ.数学②の試験時間が70分となる

Ⅱ.数学①の選択問題がなくなりすべて必答問題となる

Ⅲ.数学②の出題範囲が『数学Ⅱ、数学B』から『数学Ⅱ、数学B、数学C』となる
 
ではそれぞれみていくことにします
 

 

  数学②の試験時間が70分となる

これは変更点Ⅲにもかかわってくるのですが、数学②の出題範囲が『数学Ⅱ、数学B』から『数学Ⅱ、数学B、数学C』にかわることでボリュームが増えるための措置です。

内容が増える分、時間が10分増えたところで今までと同様に時間はカツカツとなり、余裕が生まれることはないでしょう。

今まで以上に処理スピードをあげる練習をする必要がありそうです。

 

  数学①の選択問題がなくなりすべて必答問題になる

現行過程の数学Aでは 「場合の数と確率」 「図形の性質」 「整数の性質」 を扱っており、多くの学校では 実質的に3単元すべてを扱っていますが、建前上は2単位分選択することになっていたため共通テストでは3つのうちから2つ選択することになっていました。

これが新課程では「整数の性質」が 「数学と人間の活動」 に移されたため、履修すべき単元は「場合の数と確率」 「図形の性質」となることで選択問題がなくなりました。「数学と人間の活動」 を選択する学校はほとんどなくなり、ユークリッド互除法や記数法はおまけ的に扱うことになりそうです。

 

 

 

  数学②の範囲が『数学Ⅱ、数学B』から『数学Ⅱ、数学B、数学C』へ

今までは数学Bの「ベクトル」「数列」「確率分布」から出題され3題のうちから2題選択する出題方式でした。

ほとんどの受験生が「ベクトル」「数列」を選択していましたが、「ベクトル」があたらしく数学Cへ移動することになり、併せて「平面上の曲線と複素平面」も数学Ⅲから数学Cへ移動することで、共通テストに数学Cが追加され、選択問題が増えました。

これら4つの単元から3つを選ぶ方式に変わり、それに伴い時間も70分へと増えました。

 

 

ちなみに複素平面は2005年まではセンター試験にも出ており、復活といった形ですが、当時は弧度法を用いない度数法でしたので、過去問として使うには少し注意が必要です。

試作問題もできていますので、参考にご覧ください。

 

 

昔と違い、ただ式を変形して求めていればよいといったものでなく、数学的な意味合いを前面に出した問題となっています。

 

 

 

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