淑徳大学からのお知らせ

先日家のポストにこのようなお知らせが入っていました。

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通勤の通り道にあたる愛知淑徳大学ですが、なにか大きな建物をつくっているなぁ、なにが出来るんだろうなぁ、と思っていました。どうやらクリニックと、新設学部のための建物のようです。学部には、「理学療法学専攻」「臨床検査学専攻」が新たに設置されるとのこと。また食健康学部にも「健康栄養学科」「食創造科学科」が設置されるとあります。
2024年は愛知淑徳学園創立120周年、大学創立50周年にあたり、その周年記念事業の一環なのだそうです。そんな昔からあるんですね、愛知淑徳大学。
 
新しく移転した愛知淑徳大学クリニック(8月19日にリニューアルオープン)。手前にみえるのはみんな大好き「しまむら」駐車場。薄暗くてごめんなさい。

 

新設学部の流行「データサイエンス」

愛知淑徳大学は以前は文系の女子大学でした。ちょうど私が高校生のころ「淑徳が共学になるってよ!」と話題になった記憶があります。(文系男子が先生から「淑徳受けないか」と片っ端から声をかけられていました。ああ、年がばれる!)その後徐々にビジネスや健康科学といった学部も設立されていったように思います。

 

23年度の新設学部一覧を見ると「データサイエンス」を設立する大学が目立ちます。(一橋大学、名古屋市立大学、北里大学etc)「データサイエンス」。なんかかっこいいですね、響きが。

古い電子辞書で調べても「該当する候補がありません」と言われてしまいました(買い替え時かも・・・)。

「データを用いて新たな科学的および社会に有益な知見を引き出そうとするアプローチのことであり、その中でデータを扱う手法である情報科学、統計学、アルゴリズムなどを横断的に扱う(wikipedia)」

やはり説明を読んでもかっこいい。かっこいいけど、イメージが湧かない。文系?理系?

「応用としては、生物学、医学、工学、経済学、社会学、人文科学などがあげられる(wikipedia)」

確かにデータを必要とする学問は文系理系の垣根がありませんね。文系、理系というカテゴライズ自体がもう時代遅れなのかもしれません。

 

「データ」として数字で示されることによって、客観性と説得力を持ちますが、それを「何のために」「何を目ざして」使うのかを決定し、説明するのはまだまだ「人間の言語」であるのかなと思います。ニュースなどでもよくパネルやボードでグラフが使われますが、結局それに説明が加わって、初めて何を言わんとするか見えてくることが多いです。(見えないままのときもあってびっくりすることもありますが)。

 

「先進国でも発展途上国でも、データサイエンスのスキルに優れている国々では、所得の平等が高まっている(wikipedia)」

所得の格差が問題になり、その後、それが当たり前になった日本。

「データサイエンス」がその日本の歪さを解消してくれる一手になると嬉しい。だけど「データサイエンスのスキル」とはいったい何をさすのだろう。

データサイエンスの学部が設立される一方で、読解力の低下が叫ばれる日本。

「語彙のない人間が、数字の扱いだけ上達したところで、それを説明できないんじゃないかな」と。だから「データサイエンスを志す人は、そのデータの重みを他者に伝える言葉の獲得も志して欲しいな」と思うのです。

 

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