教育経済学って?
前回の記事の理由前回、何故あのお題になったのかと言うと、ネットで調べものをしていたら、たまたま、中室牧子と言う人の記事に行き当たった。彼女は「竹中平蔵チルドレン」らしい。慶應義塾大学の「教育経済学者」とある。勘所のいい人なんだろうなという印象。
偉い人の「私はこうやって偉くなったのだ」「だから、皆もそうすればいい」と言うメソッドではなく、個人の経験の集合である大規模なデータを分析し、子どもにどういったインセンティブを与えると効果があるかというメカニズムを明らかにしようとすることを彼女は研究しているようだ。「教育」の「経済学」って「教育投資」のことだと思ってきたコンプリートパスの樋口です。
で、前回「教育投資」にまつわる過去の記憶を書いたわけです。
と言っても、中室さんはビッグデータからどの時期(どの段階)に子供に大きな投資をしたらいいかを研究されてるようなので(『学力の「経済学」』問う本がベストセラーらしい)、若干ニュアンスは違うかも知れません。
「マリア・モンテッソーリかぁ、アッパーだなぁ。ちょっと路線が違って苦手やわぁ…。」
教育経済学って?
小さな池の大きな魚効果中室さんのその記事には、自分の学業レベルよりあまりに高すぎる集団に属することで結果として能力が落ちてしまうという現象がみられるという。所属する集団のレベルが高すぎると、有能感を失ってしまうと…。「レベルの高い高校で下の方にいるより、それより低いレベルの高校でも成績上位にいる方が良い大学に進学することが多いでしょう。」というようなことが書いてあった(色んなところでよく言われる話ですね。特に中3の受験校決定の面談で毎度の「学校の先生には…言われました。」の…部分ね。個別時代には毎度だった…)。
「小さな池の大きな魚効果(Big-fish–little-pond effect)」と言うらしい。小林製薬の記事で同じ言葉をなぞったことがある。そちらは「ブルーオーシャン」の話だったが…。マイク・デイヴィス(Mike Davis、1946年 - )というアメリカ合衆国の批評家・都市社会学者が使った言葉らしい(「らしい」ばっかやな。が、「統計的に」という視点を入れれば色々アリなんだぁという感じなんで、樋口みたいに「物理」と言う数学に最も近い自然科学畑の人には文系の学問は「哲学」以外ダメなんですけどね。経済学でも向かう前にしぼんでしまうことが多い。ホンネを言うと…)。
「どこに進学しても同じだ。」
とっても勤勉で、周りなど気にすることもなく学業にいそしむことができる子供で、困ったときには正しい道筋のアドバイスをくれる環境があればね…。
そんな子供、居ないだろう(いるかも知れないが…)。
また、前述したような環境はここ愛知県の学校にあったなんてことは聞いたことがない(全国的にも一部のエリアの一部の学校だけだろうなと思います)。
教育経済学って?
けれども、子供たちは旭丘、東海を目指すのですけれども、子供たちは旭丘や東海、南女を目指すのです。本人の意思だったりなかったりしますが…。前にも書いたことがありますが、上記の学校へ行くのは物理的な環境(カリキュラムが東大・京大・国公立学部医学科合格に最適だとか、いい授業が受けられるとか)のためではありません。知ってか知らずか「東大・京大・国公立学部医学科に行かなきゃ」という「空気」を纏いに行くのです。
中室さんは奈良女子大学付属高校の出身だそうです。国立大付属でそんな「空気」が漂う学校は筑駒と筑附だけだろうなと思います。もしかすると筑駒や筑附でも国立大付属だと、私立・公立の全国トップ30に入る高校とは「空気」が違うかも知れません(国立の付属校ってあくまでも大学の教育学部の実験校だからなぁ。1学年の人数も少ないし)。また、愛知県にそんな学校は存在しないのでわからないです(そういや、前回書いた職場の生徒でお茶の水大付属中の生徒がいたが、高校は都立西高に行ったけど…。思い出した。あそこは、高校は女子だけだから受験したんだ。一橋に行ったな。何の参考にもならなかったな。参考にならないついでに衝撃の告白。そこの生徒の中にはオードリーの若林正恭がいた。個別の教室なんで、彼の担当の早稲田の女の子の都合が悪いときは常に代打で教えていた。最初、春日をペシペシやるのは樋口の影響かと思った…。昔の話です)。
そういった「空気」の中で育つ子供たちを「こけないように」「間違えないように」支えていけるのは「そのこと」を知ってる人間にしかできないだろうと考え、ここを主戦場としてる今日この頃です。
こういった内容を書くと嫌われちゃうんだけど…。
1学期中間考査・第1回定期考査対策バッチリでる講座
5月4日(水)から
東海中高バッチリでる講座開始!
滝中学はもう始まってます(こちらも5月4日から再開)
お知らせ
コンプリートパスは
4月27日(水)~5月3日(火)
の間 GW休暇 をいただいております。
教室は閉まっています。「演習室(自主演習の場)」も開いておりません。
申し訳ございません。
世間様とずれているのは滝学園が第一回定期考査をGW明け1週間後から始めるため、若干前倒しで休暇を取っています。
5月4日(水)から
「バッチリでる講座」開始、
5月5日(木)は通常通り の営業です。