海外で日本語で話しかけられた時、

基本はお店への誘導などの商売の場合が多いのですが、

まれに本当に親切心から声をかけてくれる人がいます。

この見極めが難しい。

トルコは親日家が多いし、

絨毯屋さんへの誘導する人々も多いので、

頻繁に話しかけられます。

中には「怪しくないですから」と言ってきたりします。

その時点で怪しいと思うのですが、

実際にその人は純粋な気持ちで手助けをしてくれたりの場合もあります。

これ、ある意味、かなり疲れちゃったりします。

さて、本日は振り返りのみ。


5月3日

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イスタンブールに向かう時の日の出。

夕方にイスタンブールに到着。

港からトラム(路面電車)の駅近くまでとりあえず歩いてみます。

すると、2人組の男性に日本語で声をかけられます。

これが待ち伏せをしていたりしたわけじゃなく、本当に偶然でした。

丁度、駅のほうに行くというガイドやコーディネーターをしている方々。

1名の方の奥様は日本人で、世田谷に住んでいたこともあったそう。

お二人は、ブルーモスクのある街へ行くというので、

一緒にトラムで移動。

チケットの買い方や乗り方を教えてもらいます。

このトラムのつり革。

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固定されていなく、バー上では簡単に動いちゃうので、

意味がないような。

トルコのお二人もなぜ固定しないのかと思っているそう。

イスタンブール港の夕焼けをトラムから眺めると、

それはそれは幻想的で、

スターウォーズの1シーンのようでした。

その景色を見られるのも移動しながらだからごく短くて、

写真を撮れなかったのが残念。

街を軽く探索をして、

お二人とは良い出会いだったとしみじみ思い、

彼らと別れてトラムに再び乗り、

船に戻りますが、

トラムの駅から歩いていると、

バケツのようなものを持った2人組の男性とすれ違います。

ここで1人の人がブラシを落とします。

H君が「何か落としましたよ」と教えてあげると、

「あなたたちはなんて紳士で親切なんだ。

これは商売道具で私達は靴磨きです。どうか靴を磨かせてください」

(この2人組は日本語ではなく英語)

と靴磨き台を地面に置いたかと思うと、

Y君とH君の靴をその上に乗せはじめます。

僕はスニーカーでしたし、

これは怪しいと思い、

「時間がないから行くよ」とH君のは断らせましたが、

Y君のほうは磨き始めてしまいました。

Y君が「先に行ってください」と言うので、

心配しながらも、

少し先に行くと結局のところY君は料金を請求されたそう。

しかも払ったのは細かいのを持っていなかったので、

25トルコリラ。(1200円強)

あとで靴磨きの普通の相場を聞くと、5トルコリラでした。(-_-;)

全員が先のガイド2人組の親切さに、

心理的に緩んでいたこともあったと思いますが、

良き勉強でした。

トルコでシューズブラシを落とす人がいても無視してください。

もし、磨かれることがあっても5トルコリラ以上払ってはいけません。

このことがあって、

次の日の昼間のイスタンブールの街では、

必要以上に疲れたかな。


本日これにて。

ごきげんよう。

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