以前に、
俳優の故・渡辺文雄さんの名言を紹介しました。
あまり美味しくないものを口にした時の
相手を傷つけないフレーズです。
「こりゃ~、好きな人にはたまらんでしょうな」
(全文は2010年5月28日のブログ『嗜好』 (←リンク))
同じく、
アートなどを見て、
具体的な表現、適切な表現が思いつかない時、
また理解できない時にも、
とりあえずのご挨拶として、
無難なのが、
「味わいがありますね」
「興味深いですね」
「趣きがありますね」
古語での『をかし』はそんな意味だそう。
「枕草子」の『いとをかし』は有名ですよね。
それが、滑稽という意味の『おかしい』に変化したのだそうです。
『おかしい』には、もうひとつ納得できないという意味がありますよね。
おっと、このままでは金田一先生の親戚と思われてしまうので、
一種のパズルのような、ちょっとおかしなお話を。
有名なので、ご存じの方も多いかな。
『消えた1ドル』
3人の男は、ホテルに泊まることにしました。
方々探しましたが、なかなか空きがありません。
やっと見つけたのが安宿で、
そこの主人は、3人が泊まれる部屋が1部屋だけあり、
料金は、1泊30ドルだと言います。
そこで3人は、1人10ドルずつ払いました。
しかし、翌朝、主人は本当はその部屋は25ドルだったと気づきます。
そこで、ボーイに余計に払った5ドルを返すように言い、渡します。
ところが、ボーイは5ドルを3人では割り切れないと考え、
2ドルを自分のポケットにくすねてしまいます。
そして、3人の客に1ドルずつを返します。
さて、話を整理しましょう。
3人の客は、1人9ドルずつ払ったことになり、合計27ドル。
ボーイのくすねた2ドルを足すと29ドル。
1ドルはどこへ消えた?
実際に3人で泊まれる30ドルの部屋などないと思いますが、
わかりやすい数字ということで…。
これは、あちこちのパズルブックに載っているお話です。
僕は、前にも紹介した『天才パズル』で最初に知って、
けっこう悩んだものです。
どうですか?
をかし?
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