先日の日本テレビさんの特番は、完全なガチンコです。
未見の方も大勢いらっしゃると思うので、書き添えますが、
自称・超能力者という人のパフォーマンスを、それが本物でないと暴くのです。
まるで超能力者バスターのような存在になってしまったのですが、
僕は超能力、超能力者を全面否定するものではありません。
故・中島らもさんのエッセイの中に、
『超能力に対してニュートラルでいたい』という記述があったと思いますが、
まさに、そうでありたいと思っています。
あったら良いなと思っているのです。
マジシャンの代名詞として、
英語の辞書に載っているほど有名なマジシャンである
ハリー・フーディーニさんは、
エスケープ・アーティスト、つまりは脱出のマジックで大成功したのですが、
晩年は、自分の亡くなった母親に会いたくて、本物の霊媒師を求める旅にでます。
そして、本物でない人々ばかりに出会うので、
失望し、結果的には霊媒師バスターになってしまいます。
また、メンタリストという存在は、グレーな存在です。
マジックですとは言いませんし、超能力だとも言いません、
どちらでもないイソップ寓話のコウモリのような立場をとります。
しかし、あくまでエンターテイメントの世界に住む人が主流なのです。
(僕自身、メンタリストの側面もありますから)
人が何を信じるのかは自由です。
カウンセリングでは時として、
ある種のこちら側のレトリックを使うことがあります。
でも、マジックなのに、超能力と偽って私腹を肥やすのは違うと思っています。
ちょっと奥歯に物がはさまった感じですが、
これ以上書きますと、ものすごく長くなるし、
誤解を生む可能性があるので、このへんで。
昨晩は、同じ事務所のマジシャン、ぺるさんのライヴを拝見。
芝居とマジックの融合という変化球。
だから、純粋なマジックショーだと思っていくと、若干の肩すかしをくうかも。
通常の単独ライヴとは違い、他の出演者の方々のウェイトも高いのです。
本来、芝居とマジックは相性が悪いものなのです。
そういった意味では、完全融合とはいかなくとも、とても頑張ったとは思います。
台詞まわしやジャグリング、ダンスなどの、その裏に見える努力は素晴らしい。
彼女のスキルアップには確実になったでしょう。
その意味で、ライヴは大切だと再認識。
この流れで、僕のライヴの宣伝を入れるのが常道ですが、
3日続けて本文に入れたので、割愛。
それと、劇中のフラメンコギターの曲はなかなか心地良かったのでした。
公演後、偶然にも劇場で会った
これまた同じ事務所のものまねタレントの桜井ちひろさんと
敬友カズ・カタヤマ氏と食事に。
今、野菜が高いので、野菜食べ放題のサムギョプサルのお店へ。
葉野菜をムシャムシャといただきました。
小市民です。
いつもの如く、モリモリ食べて飲んで、無茶苦茶喋りまくります。
絶対に結論のでない無限ループのエンターテイメント論などを。
ここは、いつもの直球。
でも、心地よし。
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