「政治家を先生なんて呼んで、たてちゃいけませんよ。
代議士って言うだろ。
代わりに議会に行く人ってことだ。
皆、魚を獲るのが忙しかったり、野菜を売るのが忙しかったりするから、
自分は暇ですから皆さんに代わりに議会に行きますってのがいて、
手を挙げた奴が数人にいたら、そこから人数を絞るのが選挙。
そんで選ばれたのが、政治家だ。
だから、政治家なんて小間使いみたいなもん。
先生なんて言う必要はなく、呼び捨てにしたら良いんですよ。
先生てのは、教師や医者に言えばいい。
役者を先生って呼ぶ飲み屋のママがいますがね、
言うほうも、言われて喜んでいるのも莫迦ですな。
まあ、黙って聞いちゃいるがね」
亡くなった立川談志さんが、随分前に言っていました。
ただ、かなり昔の話ですので、
細部は間違っているかもしれませんが、
骨子はあっているはずです。
この話には、ものすごく衝撃的で影響を受けましたから。
それから、政治家さんに限らず、先生って言葉は使うときに注意しています。
同時に、
当たり前のようになっていることも、別角度から見ることができるんだ、
と教わった思いでした。
その意味では先生?
先生って言葉は便利ですから、
僕も状況的には使いますが、それを言われるのは嫌い。
たぶん、談志さんの話が意識に残っているからかもしれません。
談志さんのエピソードで唸ったのが以下。
何かの書籍で読みました。
談志さんとお弟子さんが、食事に定食屋さんに入ります。
定食をいただくのですが、値段の割にまずくて機嫌が悪くなったそうです。
しかし、その店の店主はそのことには気づかず、
サイン色紙をねだります。
ここで、断らないことが偉い。
そして、絶妙な言葉をお客さんへのメッセージとして添えて去ったそうです。
その言葉とは、
『我慢して食え!』
素晴らしいセンスです。
立川談志さんとは、
一度だけお話させてもらいましたが、やはり独特のオーラがありました。
ご冥福をお祈りいたします。
尚、タイトルは落語の世界では扇子のことを風と呼ぶからで、
風邪をひいたわけではありません。
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