たくさん並んだ鍵のかかる細長いドア。
ときおり行きますジムのロッカー。
小さいロッカーと大きい(長い)ロッカーが混在しています。
やはり、大きいロッカーのほうが使いやすいので、
そちらのほうが人気があります。
僕も必然的に、大きいロッカーを選ぶのですが、
使う時間が同じだと、使用済みのロッカーの配置も毎回だいたい同じなのです。
青い鍵がないのが、使用済みです。
でも、ふと横を見ると、
面白いことに、すぐ横の大きなロッカーは空いています。
この傾向は、ほぼ一緒。
人気の場所は、一番最初に目につく場所でもないのですが、
更衣室という性質のためか、
入口から近からず、遠からずのところなのです。
人の性質というのは、面白いもので、
多くの人が無意識にその場所を選んでしまいます。
このことは、
じつはマジック、特にメンタルマジックに使われています。
サイコロジカル・フォースという
心理学的な誘導がそれです。
『あなたが、それを選ぶことはわかっています。
あなたが、どんなに悩んでもね。』
えっ、100%かって?
もちろん、と答えたいとこですが、違います。
うまくいかないこともあるのです。
だからこそ、面白い。
で、うまくいかない時はどうするかと言いますと、
うまくいったように思わせます。
ここんとこが演じ手としての醍醐味。
その方法は、
鍵のかかったドアの中。



