本日、立秋。


最も暑い日で、明日から残暑お見舞いになってしまいますね。


さて、昨夕のこと、妹から電話があり、


旦那さん(義弟)が、ゲームセンターでミドリフグをとってきたというのです。


「飼える?」との問い。


僕が以前にミドリフグを飼っていたことがあるので、聞いてきたのです。


「いや、やめたほうがよい。


ミドリフグは本来汽水に住むから、淡水魚というより海水魚。


だから、水槽を用意して水つくりをしておかないとすぐ落ちるよ。まして、夏だし」


(アクアリストの間では、魚が死ぬことを落ちると表現します。)


「悪いことは言わない。返してきたほうが良い」


わざわざ見せに来たので、写真を撮りましたが、かなり暗いです(ノ_-。)。


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取っ手つきの蓋がしてある瓶に入っていて、


簡単な飼育説明書と干しエビが餌として入っている小袋が添付されていました。


瞬間的に、インスタントのカップラーメンのようだと思いました。


義弟は、魚の知識がなかったから、簡単に飼えると思ってとってきたのだろうけど、


とってくるほうも、とってくるほうですが、これを景品にする感覚を疑います。


妹夫婦はすぐに、ゲームセンターに返しにいきましたが、


きっとそのまま、景品に戻されるんだろうな。


小瓶のまま、長く飼えることはものすごい低い確率だと思います。


そんな人がいたら、きっと奇跡的に強いフグで、


また偶然にも対処が奇跡的に良かったのでしょう。


間違っても景品でとってこないでください。


人気がなくなれば、自然に消えると思います。


どうしても飼いたいならば、水槽を用意して汽水設定をして、


バクテリアなどの環境を整えた水つくりを少なくとも1週間前にははじめてください。


この状態で、はじめてむかい入れられるのです。


以前にも書きましたが、魚を飼うということは地球を作っていることです。


ホロホロシュリンプなどの


完全生態系が出来上がっている特殊なものをのぞいて


あらゆる水生生物には、環境整備とメンテナンスが必要なのです。


まして、海水魚は海を自宅で作るんですから、


数億年かかって出来上がったものを、


手軽に作れるわけじゃないことはご理解いただけると思います。


魚を飼うときには下準備を。


ミドリフグに限らず、生き物の景品のゲームをしないことをお願いしたいのです。



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