嗚呼、『刑事コロンボ』の新作はもう観ることができない。
『刑事コロンボ』の役者さんピーター・フォークさんが永眠。
僕にとっては、とても悲しいことです。
俳優さんにとって、ハマリ役を得られるのは嬉しいことでしょう。
ただ、スーパー・ハマリ役やスーパー・アタリ役があることは、
時として悩みどころなのだと思います。
その俳優=その役どころの図式ができてしまうから。
わかりやすい例で言えば、渥美清さん=寅さん。
もうこの図式は崩しづらいですよね。
繰り返して見ていると、役ではなく、その人だと勝手に思いこんでしまいます。
渥美清さんが金田一耕助を演じるのを見たことがありますが、
大変失礼ながら、かなりの違和感を感じたものです。
どうしても、寅次郎がダブルのです。
↑金田一耕助を演じる渥美清さん
大好きだった米ドラマ『刑事コロンボ』も同じく、
ピーター・フォークさん=刑事コロンボの図式は、
多くの人の脳内に確立してしまっていますよね。
この=図式は、役者にとっては、ある意味不幸なのかもしれません。
それはさておき、『刑事コロンボ』。
本当に好きでして、何回見たかしら?
DVDボックスはもちろん、
旧シリーズの書籍化されたものまで、持っていますから。
知らない方の為に解説しておきますと、
ヨレヨレのコートを着て、葉巻をくゆらせる冴えない風貌の刑事が、
知的な犯人を、頭脳、心理作戦で追い詰める刑事ドラマ。
古畑任三郎の原点と言うとわかりやすいでしょうか?
好きな作品としては、
『二枚のドガの絵』、『パイルD-3の壁』、『別れのワイン』、
『5時30分の目撃者』、『殺しの序曲』など。
興味ない?
そりゃそうですね。
タイトルだけ聞かされちゃ、未見の方はわからない。
では、作品を解説していきますね。
まず、『二枚のドガの絵』ですが、勿論、絵画が…。
おっと、本当に語り始めたら、ブログが、十数ページになってしまいます。
昨日、マネージャーから渡された、釣りについてのアンケートを書いていたら、
読み返すと、興味ない人には暗号みたいなものだと思ったものでした。
アンケートはともかく、ブログはできるだけ、わかりやすくを目指します。
あ、あくまで、できるだけで、オチは別ですが…。
さて、他に書きたいことが沢山あるんですが、そろそろお時間のようでございます。
「あ、もう一つだけ良いですか?」
コロンボのテーマ曲。
漫画界の巨匠、手塚治虫さんが、書籍コロンボの解説か推薦文で、
「本で唯一、不満なのは、あのいかしたテーマ曲が聴けないことだ。」
と書かれていました。
なるほど、いかした曲とはああいう曲を指すんだと、その時、知りました。
いま、やっとわかります。
聴くたびにいろんな思い出が巡ります。
↓YouTubeでどうぞ。(オリジナルより少しテンポが速いようです。)
それにしても、
「ウチのカミさんが…」という台詞。
僕はいつか言うことがあるんだろうか?
え、さっきもう1つだけって書いたじゃないかって。
コロンボさん、見たことないのね。
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