ソウルの1日目の続き。
「夕餉には何を食べますか?」の問いに、「ユッケ」と即答。
ならばと、市場の中に、ユッケ専門店が数件集まる
「ユッケ通り」というところに連れて行かれる。
ローカルで実にディープな雰囲気です。
↑の写真はお借りしました。
そのうちの元祖と言われる『ユッケ・チャメチッ』という店に行きました。
チャメチッは姉妹という意味だそうです。
店頭のウィンドウ・ケースには、
ユッケ
センマイ刺し
この3品が鎮座しております。
店に入ると、
スープとつけだれのゴマ油と塩、
そして、韓国のローカル系レストランのお約束、生のニンニクと青唐辛子。
これをつまんで、チャミスル(焼酎)を呑むと、
同じアジア顔ばかりなれど、異国であることを認識させらます。
すぐさま、ユッケがきます。
肉の下には、細切りの梨。
卵黄と共に、よく混ぜていただきます。
それにしても、細切り肉に、梨の組み合わせを発案した人は凄いと思います。
そして、レバ刺しとセンマイ刺しの盛り合わせ。
ちょっと日本では考えられない。
なにしろ、このお店のメニューには、
他にはイカ刺し、ユッケ丼とイカ刺し丼しかありません。
どのテーブルもユッケは必ず食べています。
となりのテーブルに座ったカップルは、我々より後に来て、
ユッケと焼酎をたいらげて、すぐさま席を立つのでした。
江戸っ子のように、粋です。
きっと、ソウルっ子なんでしょう。
今はそんなことはないけど、
以前は焼肉を食べられるカップルは、出来ているなんて言いましたが、
生肉を食べているカップルは、清々しい淫靡さがありました。
帰りがけに驚いたのは、この店の営業時間。
9:00~23:00。
朝の九時!!!!
市場だから、朝からお客さんが入るのだそう。
九時から生肉を食べるのは、やはり市場で働くお父さんで、
カップルの場合には、そこに清々しさはない気がすると、勝手に想像。
その後、場所を変えて、ミーティング。
そこで、妹のような存在であった女性マジシャンのキャサリン嬢が、
凛とした、実に素敵な女性の姿に成長しているのを観て、
嬉しくも、悲しいと言うか、切ないと言うか、不思議な感覚に襲われるのでした。
嫁に出す父親?
その後に、バーでグラスを傾けながら、
人は変わっていくものだと、感慨にひたりながら、ソウルの初日が幕。
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