おせち料理のひとつに『なます』がありますよね。
大根と人参の千切りを甘酢に漬けて柚子を添えたものが主流でしょうか?
千切りは斜めに輪切りしてから細く切るやり方。
この斜めの輪切りから千切りにというのが特徴で、
それをなます切りという特定の名称があるのに驚いた覚えがあります。
そのなますですが、我が家では随分前から作らなくなりました。
理由は甘いこと。
そこで、そのかわりに色どり野菜のピクルスと
スモークサーモンと玉ねぎのマリネを作ります。
ピクルスにも少し砂糖を加えますが、なますとは比にならないほどわずかです。
そして、マリネは外で食べているのに比べると、オイルが少なく酢が主流です。
ですから、両方とも、かなり酸っぱいのが特徴です。
マリネには、ケッパーも加えます。
ケッパー。
不思議な存在ですよね。
スモークサーモンのつけ合わせ以外だと、タルタルステーキに登場するくらい。
ケッパーが主役の料理など見たことがありません。
しかし、スモークサーモンとの相性は、抜群。
ほんと誰が最初に考えたんだか。
なくても良いんだけど、あると格段にアップ。
それなのに、代用品がない唯一無二。
不思議な存在です。
ケッパーのような人。
素敵な存在じゃないでしょうか?
でも、パフォーマーはケッパーになかなかなれない。
自分が一番だと思っていますから。
いや、むしろそう思っていなくてはやっていけない部分もあります。
ですから、ケッパーのような味わいも持つ人、
のような感じになれればと、
特に、代用品がない唯一無二の部分がと、
マリネをつまみながら、昨晩思ったのでした。