- 献立(コンダテ) -
先日、仕事先の待ち時間に、その現場の料理長と話す機会がありました。
「4年間、別の一流店で花板をしていてね。
その間に作った献立、その料理の写真、メモしたレシピが
段ボールで三箱はあったね。
お客さんに見えない仕事が沢山あるわけだけど、
苦労の割に評価してくれない料理もかなりあるんですよ。
だから、うけないのが怖くて、
正直言えば、どうしてもうけるのが分かっている料理を選んでいっちゃう。
でもね、そればっかりの料理じゃつまらないんでね。
時々、うけなくとも自分らしい仕事もさりげなく加えるんですよ」
『うけるばかりの仕事はつまらない。』
嗚呼。
100%マジックも同じ。
いや、多分、あらゆるエンターテイメントで新しきものを創造し続けている人は
同じ思いではないでしょうか?
とてもあたりまえのことですが、
通常の仕事先では、クライアントに喜んでもらうことが最優先。
でも、うける仕事だけではつまらない。
だから、ライブでは自分のしたい作品もそれとなく入れる側面もあるんです。
もちろん、お客さんの時間とお金をいただくわけですから、
したい事、好きな事だけにはいたしませんけれど。
理想は、したい事、好きな事が、全部うけるのが最高なんですが、
なかなか、そうもいきません。
ずいぶんと長い事歩いてきていますが、
未だ、迷い道。
強がりですが、
それもまた楽しからずや。