- 二度(ニド) -


同じ映画を劇場で、もう一度見ることがあるでしょうか?


僕は時々同じ作品を再度見る事があります。


難解な作品は理解する為に、


気に入った作品は細部を楽しむために。


もちろん、映画は繰り返して見ても作品そのものに変化はありません。


稀にマルチエンディングの映画もありますが、


フィルムに焼きついたものですから。


しかし、芝居やライブは常に変化しています。


そこが面白い。


昨日は、敬友が主宰のマジックライブ


『ては手品師のて』の2回公演を連続で拝見。


マジックライブと記しましたが、小芝居、笑い、とバラエティー色の強いものでした。


ベタを狙っての事でしたが、はい、ベタ満載。


大喜利まであるんですもの。


最初の前振りがエンディングに繋がる最も僕が好きな構成。


しかし、構成は同じなのに、1回目と2回目はまるで違うものを見ているようでした。


2回目のほうが遥かに面白い。


とくに、アコーディオンでのパフォーマンスの『麻や子』さんは


ネタのアプローチをまるっきり変えたものを提供。


その器用さに舌を巻くのでした。


僕も現場に合わせて、マジックの順序を変えたり、増減をすることがあります。


(わりと突然に決めるので、スタッフをあたふたさせてしまうことが…)


けれども、持っているフレームを変えずに、画を変えてしまう芸当は、


マジックではかなり難しい事なのです。


そんな事を思いつつ、武蔵野の地を後にするのでした。


ライブを一度と言わず、二度観るのも良いものです。


皆さまもいかがでしょう?


7月3日に『同期』 (←リンク)というブログで、


必ず見返したくなるフレグランスのCMを紹介しましたが、


以下のYouTubeも手法は違いますが、初見の方は見返したくなります。


PCからどうぞ。