-礼儀(レイギ)-
壺つながりで。
『叫びの壺』
昨日のNHKの朝のニュースで、
サッカー・ワールド・カップのTV観戦の際にいかがですか?
と紹介されていたグッズ。
なんでも、ミュート(消音器)の効果があるそうで、
この壺を口にあてて叫んでも、周囲の人には、小声しか聞こえないそうです。
本来、ストレス発散グッズとのことですが、
確かに、スポーツ観戦に声援はつきもの。
僕はナショナリズムの固まりのような部分があるので、
ワールドカップの観戦では大声をあげてしまいます。
大抵は消音器を使う必要のない環境で観戦していますが、
今回のワールドカップの生放送は、寝静まる時間ですから、
集合住宅の環境の場合で、声を出したい方は、
マナーとしてあると良いかもしれません。
ここで、値段に注目!
4980円
プラスチック成型品のようですから、機構を考えると随分お高いですね。
ただ、ネットで見た限り、どこも値引きをしていません。
このことは、素晴らしいと思います。
全店舗おなじ定価販売で、付加価値によって、
店を選んでいく仕組みになっていくほうが、最終的には良いと思うのです。
なんでもかんでもプライスダウン合戦は、ビジネスマナーとしていかがなものか。
マナーと言えば、上海万博。
以下は6月1日の読売ニュース。
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【上海=加藤隆則、槙野健】中国当局は上海万博を「公共マナー向上の場」として道徳キャンペーンを展開している。
過去、外国人から「並ばない、並べない」と酷評された中国の人々も、万博会場では、大多数が数時間に及ぶ行列に耐えている。だが、新たな行列逃れも発覚した。車いすを使った「ニセ障害者」だ。
万博事務局の洪浩局長は1日の記者会見で、計3000台用意している車いすについて、各種証明書の提示義務づけなどで貸し出しを厳しくしたと強調した。健常者が車いすで身体障害者用の優先ゲートから入場していることが、大きな社会問題となっているのだ。インターネットでは両足を地面に踏ん張り、携帯電話をかける「驚きの車いす女」の写真が公開されている。
上海の女子大生が市トップに「弱者優遇への便乗」の取り締まりを求めた手紙が地元紙に掲載された5月26日以降、非難に火が付いた。
手紙では、車いすの同行者は1人に限定されているケースでも2~3人が付き添い、また入場後、いきなり車いすから立ち上がり写真を撮り始めるなど、自ら目撃したマナー違反を告発している。
会場内では計8か所で70歳以上や身体障害者を対象に車いすを貸し出しているが、開場の1時間後にはほぼ底を突く状態。車いす待ちの行列さえ出来ている。問題発覚後の31日も、フランス館で並んでいた安徽省の男性、白さん(32)は「身体障害者向けの列がこんなに長いのは不自然」と疑問を差し挟んだ。ドイツ館は当初、車いすの優先入場を認めていたが、際限なく増えたため、1日80人限定の予約制に変更した。
こうした状況について、香港の有力紙「明報」は社説で、「中国が外国から尊敬される大国となるにはほど遠い」と言い切った。
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悲しいことに、日本だって人のことは言えません。
駐車場の身障者用レーンに、平気で車を駐車してしまう人がいます。
理由は入口に近いから。
僕の身内にも身障者がいます、長く歩くのが困難なんです。
ですから、出来るだけ入口付近に駐車したいのです。
健常者は、普通に歩けるんですから、やめていただきたい。
駐車場内なんて、離れていてもたかがしれてるじゃないですか。
「最低限のマナーは守れ!」
『叫びの壺』が必要なようです。
いや、これは必要はありませんね。