日本人はなぜ力を発揮できないか(ラスト)
結 論DNAによる要因については如何ともし難いものが有るが、食生活の変化や生活環境の変化により近年は改善されて来た。ただし、食事の量などについては大きな差があり、沢山食べた方が良いが、日本人の場合飢餓酵素などの関係でそのまま筋肉にならないというDNA的資質がまだ影響を及ぼしている。すなわち、日本人はある程度トレーニングしてようやく外人選手のトレーニングスタート地点に追いつくという状態がまだ見られる。骨盤の向きについては、小学生の時から意識させれば矯正できる。精神的要因では、集団への関与と個人の能力の問題が大きい。あくまで集団の中での自分の貢献を考えるのは良いが、没個性では集団としての向上は見込まれない。個性豊かな人間が集まって集団として調和しなければならない。そのためには、指導者・指揮官の強烈なリーダーシップが必要となり、そのような者は没個性の仲良し集団からは出てこない。指導方法による要因は選手育成では一番重要な事である。まずは指導者の資質が重要で、頭が固く、独りよがりで自己満足の為の指導をしてはならない。柔軟な思考を持ちアンテナの高い、向上心のある指導者が必要でなる。加えて、指導者には、咄嗟の閃き(スピリチャル的)が必要で、それが勝敗を分ける場面が多々ある。また、日本では単一スポーツ年間を通して行う事が多いが、これは、選手のいろいろな体力養成の為には大きなマイナス要因となる。専門スポーツと合わせて違うスポーツも行い、いろいろな感覚や能力を付けていくべきである。社会的・人間関係的要因については日本では多く見られる問題である。最も大きな問題は、指導方法による要因の最後にも書いたが、各年代において結果を求めるあまり、選手を将来どのようにしていくかというビジョンが見られ無い事である。各年代の指導者が地域や関係者など社会からの要求に応えるため目先の結果を追い求めるという状況が多く見られる。それにより、その年代それぞれに鍛えるべき時機を逃し、将来的にそのスポーツの発展を阻害する場合が多い。また、いじめなどに繋がる悪い意味での先輩後輩関係、強制的師弟関係等の問題も多く見られる。これは、日本で昔から行われている学校体育からの延長で動いているからで、やはり、プロのコーチが職業として成り立つ環境を確立しなければならない。また、施設についても、民間の施設は何と言っても採算が取れなければ維持できないし、公共の物は、採算に加え時間的制約など多くの使用阻害要因がある。また、サッカーやラグビースタジアムは、地方の場合は多くが公共の物であり、陸上競技場と併用であるため、使用においても観戦においても不都合が多く興味を失わせてしまう場合が多い。以上、公的な機関へのレポートなので硬い表現及び難しい感じになっていますが、最後までお読みいただいた方ありがとうございます。飢餓酵素 :飢餓に備えて脂肪などを貯めて準備しようと働く酵素、日本人は欧米人より多い。