上海在住の日本人で、老房子(上海の古い洋館)好きの方は結構いらっしゃいますが、
私の周りの老房子好きの友人達は、統計上、猫好きの方が多い気がします。
そして、老房子と猫は、なんとも絵になるのです。
ウチにも一匹の白猫がいます。
この老房子に引っ越してすぐに、中国人の友人が捨てられた子猫4匹を保護して、
そのうちの一匹を譲り受けたのです。
私の老房子生活と猫は、切っても切れない対のものになっています。
夏場、彼女のお気に入りは、子供用の竹椅子。涼しくて快適そう。
この椅子は、昔から作られているもので、上海の道端でも時々見られますが、
釘等を一切使わずに、すべて竹のみで組み立てられています。
なかなか、素朴で素敵なデザイン。大人が座ってももちろん壊れません。
瑞金路(ルイジンルー)の小さなローカルの竹屋さんで購入しました。
色々な表情を持つ椅子は、お部屋のインテリアのちょっとしたアクセントにもなります。
彼女の背後にある中国アンティーク調の椅子は、近所の中古家具屋さんで安く購入したもの。
元は黄みの強い木色でしたが、2013年の再改装時に、
自分で白くペイントしてイメージチェンジさせてみました。
老房子と猫がなんとも絵になるのは、両方とも、纏う時間の流れが、
ゆったりと優雅にみえるからかもしれません。



