いつもありがとうございます。
株式会社コンパス 代表の上野理絵です。
私が紅茶の仕事を始めるきっかけのお話です。
神奈川県逗子市に住むコンパススタッフの家の近所に、
インド人僧侶が住んでいました。
インド人が、オレンジ色の袈裟を着て、逗子市の街中を歩いていたら、目立ちますよね。
当時、15年くらい前でしょうか…、
逗子市に住むこのインド人僧侶と私は偶然出会いました。
まだ片言の日本語でやっと話せる程度の会話で、
インドの本格カレーを食べにいらっしゃい、と言われ、
逗子市にあるお坊さんのお住いのお寺である、
ラーマクリシュナミッション日本支部(日本名:日本ヴェーダーンタ協会)
に遊びに行き、本物のインドカレーをご馳走になったときの美味しさに感動したあの日。
たまたまそこにいた、ダブルのスーツを着た、60代の紳士が、
紅茶の仕事をしている…と話してくれました。
あとでわかったことは、そのインド人は、日本で紅茶会社を経営する、
紅茶のバイヤーだったということ。
つまり、紅茶をインドから輸入して、日本人に販売する仕事をされている方でした。
・・・インドから紅茶を輸入し、日本人にわけている、と聞いても、紅茶に興味のない私は、話にピンとはきませんでした。
でも、そのインド人が、
「家で、この紅茶を使ってガーデンパーティーをすると、日本人がすごく喜んでくれて、紅茶が売り切れてしまうんです。」と聞いた時、
紅茶には興味がないけれど、売り切れてしまう紅茶って、どんなの??と、不思議な気持ちで聞いていました。
その私の反応を見たそのインド人は、
「これ、あげます」と、たくさんの紅茶をくださいました。
正直言うと、私は大の珈琲党。
紅茶をいただいても、
どうやってこの茶葉を淹れるの?
という気持ちが強く、
また、ティーバッグなら淹れられるけれど、
リーフタイプの紅茶をいただいても、淹れ方がわからないし、困ったな~、と思い、
すぐに、紅茶オタク、紅茶好き、
という方に、一袋ずつプレゼントでさしあげました。
そうしたら、
みごとに全員の方から、
「あんな美味しい紅茶、飲んだことない!どこで買ったの??」
と言われ、びっくりしました。
紅茶で美味しいって、何??
そこで、私は自分でも飲んでみたいので、紅茶教室を探し、紅茶の淹れ方を教えていただき、
自分でも紅茶を淹れたところ、驚きました。
紅茶って美味しいんだ…
そこから、アマゾンで、
紅茶
で検索をし、毎月、数冊ずつ、どんどん紅茶の本を買って行きました。
さまざまな場所で、本屋さんへ立ち寄り、紅茶と書いてある本を毎回買いました。
紅茶の資格を2つ取りました。
なんとなく、「紅茶協会」ってないのかな?と検索してみると、
日本紅茶協会というのがあり、
「資格が取れる」と書いてあったので、クリックしてみると、
ちょうど、多治見は名古屋のベッドタウンなので、名古屋へ買い物などに行く距離なのですが、(特急で20分、快速電車で35分という距離)
名古屋で資格取得のための講座の「受付募集中」と出ていたため、すぐに申し込みました。
でも、あとで受講の際に聞いた話では、
名古屋開催は、日本紅茶協会開設35周年記念で、
始まって以来、初の開催だったそうです。
そこにタイミングよく、「募集」の記事を見てしまったわけです。
運命って不思議です。
そこからは、
きっと前世から私は紅茶に関わっていたのかもしれない…と思うほど、もう紅茶の虜になってしまいました。
最初はこのインド人から紅茶をいただいたことがきっかけで、
そして今では、この僧侶のお寺のおかげで、インドのたくさんの茶園や紅茶関係者と、深いつながりができ、そして直接取引するようになりました。
最初は、このインド人が美味しい紅茶の味を教えてくれたことで、私は紅茶の本物の美味しさを知ることができたわけですから、本当に感謝です。
出会いは不思議です。
人生、何がどうなるか、本当に不思議です。
そのきっかけを与えてくださった、この僧侶は、
実はインドでは知らない人はいない、という、
ラーマクリシュナミッションの高僧。
ラーマクリシュナミッションなんて、聞いたこともないのに、
このお坊さんが、
「インドでは知らない人はいません。インド中にお寺がたくさんあります」
とよくカレーを食べながら聞かされていたのですが、半信半疑の私は、
名古屋でデザイン博、という万博があったときに、
インド館に入り、目に入ったインド人全員に、
「あの〜、インドのラーマクリシュナミッションって知ってますか?」と聞くと、
全員が笑いながら、
「有名なんてもんじゃないよ」
「え?なんでそんなこと聞くの?あたりまえだよ。」
「インド人で知らない人なんかいないよ」
と、全員がインドの誇りのように語る姿に、またまた驚き…。
そして、自分がインドへ行ってみると、
ラーマクリシュナミッション駅はあるし、
この関係の島もあるし、お寺はあちこちにあるし、写真は飾ってあるし、銅像は道の真ん中にあるし、
インドへ行き、紅茶の仕事でインド人との会話の中で、「ラーマクリシュナミッションのお坊さんをきっかけに紅茶を知って…」
と話すと、そこからインド人の態度が変わるんです。
超VIP扱いに…。
え?なんで?というくらい。
インド人が、かなりうれしそうな顔をして、みなさんこう言います。
「ラーマクリシュナ‼️
日本人なのに、なんでラーマクリシュナ知ってるの?…」
「ラーマクリシュナミッションの関係者?それなら、ここのお寺に入れてあげる…」
などなど、
書ききれないくらいのおもてなしを受けることが、不思議で不思議で。
みなさんがよくご存じの茶園にうかがうと、
そこの事務所には、このお寺の聖者の写真が飾ってあったりすることはあたりまえです。
ダージリンにある、ダージリンティーアソシエーション(ダージリン紅茶協会)のTOPの方を紹介してくださったのも、
ラーマクリシュナミッションのダージリンのTOPの僧侶です。
本当に、導かれてこの仕事をさせていただいています。
また、テイスティングをする時には、
最初の頃は自分が別人になる感じがしました。
なぜなら紅茶のことなどはまったくわからないはずなのに、
テイスティングを始めると、味や香りの違いがものすごくわかってしまう自分がいて、とても不思議でした。
それを文章にすると、作曲家や作詞家が、曲や詩が浮かんでくるように、
さらさらと言葉が出てきて、イメージがふくらみ、
ホームページをご覧になってくださっている方の笑顔がどんどん目の前に浮かんでくるのです。
これは本当に不思議でした。
こんな経緯で、私たちが今、みなさまにご提供さしあげている紅茶は、
不思議なご縁に導かれて出会いました。
私たちは、本物の、素晴らしい紅茶を、お役目として、日本の皆様方にシェアする橋渡しを、これからも、し続けて行きたいと思っております。
まだまだ不思議な紅茶関係の出来事がありますが、
それはまたブログにてご紹介していきます。
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