「羊の皮を破る!」高速走行 | コンパクトカー!LOVELOG -スイフト編-

「羊の皮を破る!」高速走行

 さて、早くも高回転を堪能してしまった私ですが、まわせばまわすほど力の出るエンジンの感触や音に、かつて乗っていたホンダ車と同じものを感じたのには驚きました。音はこちらのほうが静かですが、DOHCエンジンの調律の取れたいい音を奏でます。これは言葉では表しにくいのですが、力強い音とも言えます。燃費性能も5年後の基準をクリアしていますし、頼もしい限りです。

そして、それを受け止めるどっしりとしたボディー・足回りは、1300ccの力を余裕で受け止めている印象で、全く不安感がありません。車ってほんと不思議ですね。重量1000Kgのスイフトは比較的軽い部類に入ると思いますが、走るとえらくどっしりしているのです。しかしあくまでも軽快です。何なんでしょう、この絶妙さは。

今後、1600スポーツも予定されているようですが、おそらく総合的にはCR-X以上の面白さじゃないかと思います!このクルマ「スイフト」は、私には結構 衝撃的です。走りの楽しさだけじゃなく快適性も充分で、体が疲れない、こんな車を待っていました。
とうとう還って来ましたね、こういう車が!!

うまく説明できているか分かりませんが、インプレッションを記しておきます。街乗りでは分からなかったことが多々ありました。街での大人しさとは裏腹に、高速では羊の皮を「破る」ようです。

【高速走行で気づいた点】

・3000回転を超えると、エンジンサウンドが突然良く聞こえるようになるが、ノイズは感じない。4000回転時が最も力強い。(公称最大トルク発生時)

・スピードを出すと直進性が高くなり、ハンドルがけっこう重くなる。

・スピードレンジに左右されない車体の安定感がある。ふらつきは全くなく、どっしりとしている印象。

・足回りは固いけれどもしなやかで、ギャップ越えなども嫌な突き上げなどは皆無、ピタッと地面を這っている感覚があり安心。このセッティングは絶妙の域だと思う。

・追い越し時には4000回転も回せば充分な力を得られ、全くストレスがない。いわば思い通りに加減速ができる。(5MTだからということもある)

・高速での減速時、ブレーキには若干強い力がいる。タッチが固い。(ヴィッツ比)