虎に翼を最近見始めた。

 

第1話からHDに録画しておいたが、今まで見ることは無かった。

 

なんなら、1話も見ずに消去しようと思っていたが、第1話を見てドハマり。

 

なんて面白いドラマだろう。

 

 

 

内容は、昭和初期のお話。

 

日本初の女性弁護士&日本初の女性裁判官、三淵嘉子さんのお話だ。

 

第8週に入り、うちのばあちゃんが生まれた昭和17年に話は移った。

 

ばあちゃんには戦時中の話をよく聞くが、ドラマの通り、食べる者に困っていたそうだ。

 

畑仕事を手伝って、さつま芋の茎をもらって食べていたという。

 

大空襲についても話をするが、夜でも空は明るくなり、畑の中や防空壕に逃げ込んだそうだ。

 

しかし、幼い頃の思い出なので、それほど危機感をもって話しているわけではなく、どちらかと言えば戦後の不衛生な時代の話を熱く語る。

 

髪の毛にはシラミがたかり、あちらこちらにノミが飛び、体中血だらけになっていたという。

 

 

 

ばあちゃんの母は大正12年生まれ。

 

三淵嘉子さんより9歳年下だ。

 

もしかしたら、三淵嘉子さんが日本初の女性弁護士となった新聞を読んでいたかもしれない。

 

大正のばあちゃんは、都内の医者の家に住み込みで看護師として働いていた。

 

ばあちゃんの父は明治生まれで、日本橋や渋谷で働いていた。

 

もしかしたら忠犬ハチ公に会っていたかもしれない。

 

明治の爺ちゃんも、大正のばあちゃんも写真が残っているが、芸能人のブロマイドと思うぐらい美男美女で写っている。

 

爺ちゃんはオールバックの七三で、スリーピース。

 

大正のばあちゃんは、大正時代の袴だが、なぜか爺ちゃんもばあちゃんも、良いものを着ている。

 

 

 

ばあちゃんの話では朝ドラの内容とは違い、女性だからという理由で、大正生まれのばあちゃんは差別を受けたり、働けなかったということはないという。

 

戦時中で看護師という仕事柄、社会から必要とされていたのかもしれない。

 

しかしながら、ドラマでいう「女性は不利」というのは本当なのだろうか?と疑いながら見てしまう。

 

もしかしたら、現代の女性活躍推進法を意識し、盛り盛りで脚本を作ったのかもしれない。

 

ところどころドラマに違和感を感じながら見ているものの、内容そのものは大変面白い。