<この記事はSahokoが担当します>
南仏プロヴァンス地方の運河とアンティークで有名な美しい村、リル・シュル・ラ・ソルグ。
実は、あまり知られていませんが、村を流れる運河の底に「ゴッホの耳」(?)が落ちているという噂があるのです。
もちろん、本物ではありません。耳の形をした巨大な彫刻が水の中に沈められているのです。耳切事件を起こしたあの有名な画家ゴッホの耳がモチーフと噂されていて、よく通行人が耳の穴にコインを投げ込んでいます。本当に「ゴッホの耳」の彫刻なのでしょうか?
市役所にその真相を確認したところ、「ゴッホの耳ではありません」との回答。1996年にドイツ人彫刻家ウォルター・マンゴルド(Walter Mangold)によってリル・シュル・ラ・ソルグ市に寄贈された彫刻だとのこと。
南仏プロヴァンスには、ゴッホが繰り返し絵の題材にした「アルルの跳ね橋」、ゴーギャンと暮らした街アルル、「夜のカフェテラス」のモチーフとなったカフェと入院していた精神病院(サン・ポール・ド・モゾール修道院)があるサン・レミ・ド・プロヴァンスなど、ゴッホゆかりの地が沢山あります。そのため、いつの間にかリル・シュル・ラ・ソルグの耳の彫刻は「ゴッホの耳」という噂が定着した、というのが真相でした。
ちなみに、水底の耳をよく観察すると、右耳だということが分かります。耳切事件後に描いた自画像でも、確かにゴッホは右耳に包帯を巻いてます。しかし実は、ゴッホが切ったのは左耳でした。自画像は鏡を見て描いたため、左右が逆になっているのだそうです。
「プロヴァンスのヴェネツィア」とも言われるリル・シュル・ラ・ソルグ。透き通った水の運河に、かつての織物や製紙工場のなごりの趣深い水車が15個かかっています。
観光案内所で地図をもらって、運河沿いをぶらぶら、水車巡りはいかがでしょう?「耳」は、公園に向かう道の小さな橋の上からはっきり見ることができます!知らなければそのまま通り過ぎてしまいそうになりますが、気をつけてぜひ見つけてください。
歩き疲れたら、運河沿いのカフェのテラス席で、美しい運河と緑の木々を眺めながら休憩するのも気持ちがいいですよ。
「耳切事件」の後にゴッホが描いた自画像
左: 水底の「耳」の彫刻 右:公園に向かう橋からよく見えます
透き通った水の運河で気持ちよさそうに泳ぐ鴨たち
村を流れる運河
運河に架かる苔むした水車
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<リル・シュル・ラ・ソルグへのへのアクセス>
2017年8月30日ブログを参照のこと
<リル・シュル・ラ・ソルグ観光案内所>
Office de Tourisme du Pays des Sorgues et des Monts de Vaucluse
Place de la Liberté 84800 L'ISLE-SUR-LA-SORGUE
TEL : +33 (0)4.90.38.04.78
(参照元) Avignon & Provence.com / Laprovence-luberon.com / Van Gogh Gallery /
L'oreille de Van Gogh, un mystère enfin percé? (Le Figaro)






