今日は愚痴ります


東京都では第一子からの保育無償化を打ち出しました

そんな環境のなか
娘は保育士をやめる決心をしました

子どもが好きで

子どもとかかわる仕事を選び大学も保育科に進んで資格をとりました



最初の1年は大手民間の保育園で働きましたが

これがなかなかのブラック企業で


残業代は出ないし

やめる意思表示をした後の研修旅行では

なぜか観光旅行として参加する経営者側の親族たちの子どもたちを世話する係にされて研修は受けさせてもらえなかったそうです



やっぱり公務員にならなきゃと
翌年は東京都〇〇区で採用試験に受かり
晴れて公務員保育士になったわけですが

その頃は保育園の待機児童問題とか言われてましたので採用試験もゆるかったかもしれません



独身で自宅から親にお弁当作ってもらって仕事しているうちはよかったけれど

結婚、出産して子ども2人を保育園に預けて働くようになると色々大変なことがありました

江戸川区などは
自分の働く保育園に自分の子どもを連れてきてよいそうで、素晴らしいシステムだなと感心したのですが

娘の働く区では
他の業種では認められている育児休暇(時短勤務)が認められず

早番、遅番、土曜出勤にもいっさいの配慮はなかったそうで



特に民間の保育園では
手が足りないとか、設備が対応していないなどと断れる特殊な子ども(表現が難しいですがあえて言わせてもらいます)
具体的には酸素ボンベが必需品の児童もいたそうですが
そういった児童も公営ゆえに受け入れなければならない、でも、保育士の増員はない。

保育士ひとりがかかりっきりで見ていないと危ない子どもも受け入れる、でも保育士の数は変わらずです

そして娘が辞めることに気もちを傾けてしまった大きな原因が保護者だったそうです



仕事の帰りに直接迎えにくるのではなく
買物をして家事をすませてからお迎えにくるのは当たり前

中にはお風呂済ませてきたという親もいるそうです

(その間残業して子どもを預かります)

夫婦で遊びに行くから子どもは保育園に預けていくというのもざらで

ひるがえって娘は
5歳と2歳の子どもを保育園に預けて
早番のときは姑さんに泊まりできてもらい
すぐに熱を出す子どもたちと仕事のかねあいに悩み。。。

たぶん今が一番大変なんだと思うし

こともが中学にいく頃はずっと楽になると思うのだけど、もう辞めることにして退職願を提出したそうでスッキリしたと言ってました


保育の無償化もいいけど

保育士の数を増やして待遇も見直してもらわないと

夢やぶれた娘のような人が増えてしまうとは思いませんか?