2020年の映画だったんだ!と見終わって。
こんな最近やっていたのに、知らなかったー。
とても何気なく見始めたんですが、すごく綺麗な映画でした。
途中で岩井俊二っぽいなぁと思ったら岩井俊二監督でした。
当たって嬉しい。
序盤はひょんなことから始まる手紙のやりとりが面白くて、
そして手紙を待つ楽しさが丁寧に描かれていて、友達と文通をしていた時の郵便受けを見る楽しさ待ち遠しさを思い出したりしてあったかい気持ちに。
そこから真相がわかってくると一気にヘビーに。
豊川悦司さんが演じるクズ男にムカつくのはもちろんなのですが、初恋をここまで引きずっている(40代半ば?)福山雅治さんも、これ福山さんだからギリギリ成立してるけどちょっと気持ち悪い??って思ったりして一度現実に引き戻される。
そして、ラストにかけて初恋の人の娘とその舞台である高校で出会うというところから現代の現実のお話なんですがファンタジーな美しい世界へと導かれた、って感じがしました。
綺麗な映像と音楽がそんな気分にさせてくれたのかな。
あと、圧倒的美少女の広瀬すずさんの力もあるかも。
マスクを取った瞬間の映像が凄かった。映画の前の人みんなが恋に落ちちゃうんじゃないかってくらいの破壊力でした。顔知ってるのにね。
手紙を通して過去と現代、そして死者と生きている者を結んでそして未来へと道を開いてくれたって感じがして希望のあるラストが良かったです。
この手紙をテーマにした映画を見ていたら、6月に行ってきた「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」のメイン、《窓辺で手紙を読む女》を思い出しました。
本物を目の前にした時、ほんのり赤いほっぺとグッと力が入っている左手がすごく印象的で愛する人からの手紙なのかな?と想像が膨らみました。この時も、手紙っていいよねぇと思いながら見てました。
イラストレーターのCOFFEE BOYさんが描いたグッズが可愛くて!エコバッグは両面でイラストがちょっと違うのが憎い!
マイセンのコーヒー缶はラベルが紙なので買おうかどうしようかすごく迷ったんだけど、可愛さに負けて買っちゃいました。
今はいつも飲んでいるコーヒー豆を入れているのですが、紙を傷つけないように気をつけて開け閉めしています。
何か良いキープ方法ないかなー。
缶に直接プリントして欲しかったー。