小説『ハゴロモ』吉本ばななプラチナデータと俺俺の間で読みました。ミステリーが続くと、頭が働きっぱなしになるので休息したい時に、吉本ばななさんの本をよく読みます。季節の表現とか、匂いとか触感などの表現が自分の感覚にしっくりくるので文章から情景をありありと思い出すことができます。ハゴロモの舞台が冬だったので、ひんやりした空気が気持ち良かったです。夏に読む冬の小説、冬に読む夏の小説、どちらも現実逃避できるのが楽しくて好きな小説は何度も読み返してしまいます。ハゴロモもその1冊に加えられるくらい心地よいお話でした。