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確かにそれは、そこにある

>>>絵描きのコム丸による、鋼鉄のブログ

私は、いわゆる「大人のオモチャ」というものを、見たことも、手にしたことも無いわけで、そして、興味も全然無いわけだけど。


最近何故かこの「大人のオモチャ」というフレーズが、頻繁に頭の中を駆け巡っている。


そもそも、大人用にしろ子ども用にしろ、この「おもちゃ」と名の付くものと言うのは、実際論において、その本来の役割を全然果していない事が実に多い。


つまり、ただいま満一歳の甥っ子ひろと君にしても、大人がわざわざ高いお金を出して買って来たおもちゃには目もくれず、そこら辺に置いてあるテレビのリモコンやら、携帯電話やらこそが最高のお気に入りだったりするわけだ。


それと同じ様に、僕にしたって、この間「オトナ衝動買い」でプレステ3と『二ノ国』ってゲームを買ったけど、あれだって買った初日に数時間遊んだきり、もう一切何もやっていないんだ。




「人が造りしオモチャ」には、どうもそういう「切なさ」が付いてまわるらしい。




では、最近僕の頭の中に次々浮かんでくる「大人のおもちゃ」とは、一体何か。

それは「Photoshop CS5」であり、また「Excel」であり、まあその辺は結構な大金を払わにゃ使わせてもらえないソフトだけど、じゃあ例えば「HTML」とか「jQuery」「CSS3」「blender」「PHP」この辺なら、もうタダでいくらでも遊ぶ事が出来る、それはそれは素晴らしいオモチャとなる。




なんかもう、一生遊べそうなオモチャを手に入れたような気分なのだ。



つい4、5年前、つまり20代半ばまで完全なまでのアナログ人間を決め込んでいた僕だけど、このIT世界は本当に愉快で痛快である。



「漫画」にしろ「アニメ」にしろ「映画」も「芸術」も、ありとあらゆる表現の世界が、今まさに行き詰って限界を迎えている今日じゃないか。



そんな中にあって、このIT世界にだけは、まだまだ無限の可能性が眠っていると思う。

僕は今後、益々この世界にどっぷり浸かって、今だ人類が経験したことのない表現の可能性を切り開いていく所存。



そこから、何が見える。




わくわくする未来は、いまやITの世界にこそ眠っている。








年が明けた。

新年早々の所感をここに記します。


昨年一年間は、仕事面においては、人生初と言っていいほどの充足感・達成感を得ることが出来た。
たぶんそれは、今年も続くし、それどころか、今後さらにその充実が加速していくような期待感すらある。

「楽しく稼ぐ」と言うのは、おそらく誰もが憧れることだと思うから、僕は何度も「この鬱々とした世の中で、自分だけこんなに楽しくていいのかしら」と何度も思った。

これはなんのご褒美か。

記憶にないんだ。こんな恩恵に預かるだけの、俺は何か善行積んだか果たしてこれまで。


だから、まあ噛みしめるのみだ。この充実を2倍3倍に膨らますために、一心不乱に生きるのみだ。



と、そして。


もう一個の所感は、その充実感とは正反対の内容であり、欲しくて欲しくて何度も手を伸ばすんだけど、どうやっても手に入らない、そういうものがこの世にあることを思い知ったということ。


「のどから手が出るほど欲しいモノ」を、幾つか僕は指を咥えて見送った。


努力も根性も、イマイチ役に立ちゃしない。

いくらお金を積んでも手に入らない。



この世には、それが厳然として存在している・・・らしい。

はがゆいし、ヤルセナイし、正直言うと全然諦められてはいないのだけど。



そんなわけです。

そんな悶々と充実の混とんが、2012年新春の僕の姿です。




今年もなにとぞ宜しくお願いします。そこの君。



最近、僕はようやくAdobePhotoshopの可愛さに気が付いた。


これまで数年間、ずーっとイラストレーター一筋でやってきたから、ベジェ曲線の扱いとかには少々自信があるわけだけど、それだけに、Photoshopには全然目もくれないで、正直どこかで「Photoshopなんか」という「見くびり」があったように思う。


ところがどうだ、このソフト。いじればいじるほど、その奥の深さ、優しさ、可愛らしさが見えてくるじゃないか。こりゃもう、堪らんぜよ。


「クリッピングマスク」を使って、どんどこ入れ子を作っていく時の、あの快感。

世界中のお人好し達によって無限に公開されているブラシ・パターン・テクスチャのその豊富なこと。



こんなに君が可愛かったなんて、・・・もう少し早く気付いてあげるべきだった。


あとついでにもう一個。「Excel」って、今や知らない人のいないであろう表計算ソフト。

これの可愛さにも、最近になってやっと気が付いたんだ。



「オートサム」って機能をこないだちょっと覚えたんだけど、これがまた可愛いのなんのって。



「Excel」「Word」なんて、もう耳にするのも嫌なほど、大嫌いなソフトだったもんな。もちろん、完全な食わず嫌いでさ。なんかその名前からして、もう生理的に受け付けない感じだったんだ。



こりゃまるで、社会の人間関係みたいだな。



ぱっと見大嫌いな奴ほど、一度心が通じさえすれば、最高の信頼関係をそこに築いていたりする、あれに似ている。





だから僕ら、もっと普段から身の回りのあれこれを刮目して見なくちゃ駄目なんだ。

うざい奴ほど、本当は可愛い奴なのかもしれない。





本当に大切なこと、うっかり見落とさないように。
$確かにそれは、そこにある


いつもなら、もう間違いなく夢の中にいるであろう時間帯なんだけど、今日はちょっと特別な日で、いちブロガーとしては、今この瞬間を、ブログに残さずんば、一生の禍根をそこに残すであろうと思い、片足を夢の中に突っ込みつつも、かろうじてPCに向かっております。

というのも、今日は仕事を早めに切り上げ、社長とのいわゆる「タイマン吞み」を初体験して先程帰宅したわけです。

岐阜市の中心街の食べ物屋さんにて。

生中を4、5回くらい、頼んだ気がする。


まともにお酒を飲むのは、今回本当に数か月ぶりのことで、最初は少々心配してたけど、今日は上手に酔うことが出来て、ホッと胸をなでおろしている。



「吐いたら、負け」


これが、僕のお酒に対する一種の美学でもある。


楽しく、酔う。苦しまずに、飲む。・・・これが、意外と難しいのだ。程よいところで、己にブレーキをかける。これが、出来そうで、出来ない。しらふの時には「なーんだ、そんなこと」と思うけど、いざ飲み始めると、そうはいかない。このさじ加減。





今ンとこ、大丈夫。上機嫌でブログを書いてる。

明日も仕事だ。車を駐車場に置きっぱにしてバスで帰ってきたから、明日は早めに支度をしなきゃ。


そんな心配もしながら、まあ、今日は寝るとしよう。




よく考えたら、酒のんで酔っぱらって家に帰った。ただそれだけの話でした。





おやすみなさい。
まずはこれ見て!



【二ノ国 白き聖灰の女王】

・・・なんか凄くないすか、このゲーム。


アニメーションと3Dが実に見事に融合しちゃってます。
そんで、描かれてる世界が本当に綺麗でもう、キラキラ輝いて見えるんです。



それもそのはず。

「スタジオジブリ」がそのアニメーションを担当。

「久石譲」がその音楽を担当。

「東京フィルハーモニー交響楽団」がその演奏を。

そして、企画・制作は、「ドラクエ」の制作にも携わった実績を持つ「レベルファイブ」という会社。



この豪華さ!


次の瞬間、僕は財布を持って家を飛び出し、最寄の「ゲオ」まで車を走らせてました。

そして、気付けば目の前に・・・。

$確かにそれは、そこにある


目当てのソフトとプレイステーション3が。



2年ほど前にも、「ワンダと巨像」「ICO」あたりに感動して、それをやるためだけにプレステ2を買ったけど、今回もまさにそのパターン。究極の贅沢。ほんのり罪悪感。





そして、早速ちょろっとプレイして見ての感想。

「いまいちピンとこない」

・・・「ジブリ×久石譲さん」の筈なのに、「ラピュタ」を初めて見た時みたいな、あーいう興奮とか感動は、今んとこ全く味わえていない。

確かに絵は綺麗なんだよ。音楽も壮大だよ。でも、・・・それだけなんだよ。





なんなんやろ。ね。