ひるむな、突撃! | 確かにそれは、そこにある

確かにそれは、そこにある

>>>絵描きのコム丸による、鋼鉄のブログ

ITとの上手な付き合い方、それはあれだ、スキーとかスノボとかの初心者にインストラクターの先生がまず大抵最初に教える、あの言葉が見事にオーバーラップする。

つまり、「前傾姿勢になれ」とか「身体の重心を前(谷の方)に持っていけ」という、あれのことである。

スキーの初心者は、(特に最初は)怖いから、どうしても身体の重心を山側へ持って行きがちであり、そうなると無抵抗のスキー板はどんどん勝手に滑っていくわけで、結果、足だけを持っていかれて身体が置いていかれる状態となり、見るも無残な光景をそこに演じることと相なる。


つまり、そこで一皮剥けるためには、どうしても一つの「悟り」というか「割り切り」というか、なんというか、「スイッチの切り替え」が必要となるわけだ。

「怖いから、引く」
「怖いから、逃げる」

のではなく

「怖いけど、押す」
「怖いけど、突っ込む」


この発想の「切り替え」が出来ない限り、永遠にこの初心者のレベルを脱することは出来ないことになる。



・・・と、前置きが長くなってしまったわけだが、だから何が言いたいのかと言うと、このITの世界も今言ったことと全く同じ、「発想の切り替え」が非常に大事な意味を持っているんじゃないかと、そういうことが言いたいわけだ。


自分自身、どうしてもこの得体の知れない精密機器を相手にすると、まず、無意識のうちにどこか構えてしまう自分がいる。余計なキーは押さないよう、極力深みに嵌らないよう、最低限の動作でことを済ませてしまおうという、実にへっぴり腰な自分をそこに見つける。


でもね、それでは駄目なんだ。



子供はオモチャを分解して遊ぶ。

あの感覚でコンピュータにも臨まなきゃ。
スキーと同じで上達は望めない。




破壊の上にこそ、創造がある。

これもまた一つの真理なり。しみじみ・・・。