カナダの住環境シリーズ第3段、シェアハウス編です。
これまでのお話、ホームステイと寮についてはこちら↓
ホームステイや寮からカナダ留学をスタートして、
2〜3ヶ月でお部屋を探してシェアハウスへ移動する…
というのが、
1年からそれ以上の期間留学する方の王道の流れ。
なので、ホームステイなどに住んでいる間のお部屋探しで
だいたいの相場やシェアについての知識などができるとは思いますが…
☆シェアハウス(シェアルーム)の見つけ方
日本では、一人暮らしのお部屋を借りるときも、
シェアハウスに住もうとするときも、
不動産仲介業者を介して手続きをするのが一般的です。
が、カナダでのお部屋探しは仲介業者ではなく、
ネット上の掲示板や、情報誌などで空き部屋情報を確認し、
貸主に直接連絡をとって手続きをします。
留学生はワーホリビザや学生ビザなど「一時滞在」のビザで渡航しているため、
1人でアパートを契約して住む
というのはほぼ不可能なので、
そういった掲示板にあげられている物件の中から選ぶことになります。
具体的なお部屋の探し方については、
カナダに到着した生徒さんにご案内をしています。
どういったエリアがおすすめとか、
ここをチェックするといいなどのアドバイスもさせていただいております!
☆シェアハウスのお部屋について
日本でいうシェアハウスは、
1軒家やマンション全体がシェアハウス用に整備されていて、
女性専用フロアがあったり、
みんなで集まれるラウンジがあったり…
という物件が多いですが、
カナダのシェアはもっと「普通のお家寄り」です。
オーナーさんが1階2階に住んでいて、
地下(ベースメント)の数部屋を留学生でシェアして住むケース、
オーナーさんが住んでいる隣の家がシェアハウスになっているケース、
一緒に住んで1部屋を間借りするケース、
などなど、
日本で言う「下宿」のようなシェアが多くなっています。
まぁ日本で下宿に住んだことがないので、イメージですが。
何人でシェアをするのか、どのエリアのお家なのか、
ルールはどうなっているのかなど、
自分で確認しなければならない項目がたくさんあり、
またひとりで内見などに行くのは危険がありますので、
特に女性はお友達とスケジュールを合わせて一緒に行動するのが安心です。
☆デポジットについて
カナダのお部屋は、日本のように敷金礼金などはないのですが、
その代わりに契約をした段階でデポジットを支払います。
トロントでは家賃1ヶ月分を払って、
それがお部屋を出る時の最終月の家賃に充当されることが多く、
バンクーバーでは家賃1ヶ月半分を支払い、
最終月の家賃に充当したり、補修などがなければ残りは返金されることが一般的です。
なにもないのにこのデポジットが返ってこなかったり、
最終月の家賃を別途徴収されたりというトラブルがあるのは、
日本の「敷金が返ってこない!」というトラブルと似ているところですね。
入居時の部屋の状況などはしっかりと記録し、
スムーズにお引っ越しができるように最初から気をつけておくことが重要です。