中々体調が戻らず、かなり苦戦している今日この頃。だから暑すぎですって今年の沖縄。。

そんな中、2号機が絶賛「いやいや期」発動中で、何を言っても

いや

しか言わない、可愛らしい日々が続いております。

ご飯食べなさい > いや
着替えなさい > いや
おやつ食べなさい > いや
ジュース飲みなさい > いや

。。。

もう、いやって言いたいだけですね(笑)

しかし、面白いことに、私や嫁が何を言っても「いや」としか言わないのに、初号機が何か言うと100%従います(笑)

彼の中では、兄は絶対なのですな。。

なので、最近は、このめんどくさ、、いや、この手間のかかる時期を乗り越えるために、兄である初号機の教育もかねて、全ての伝達事項を初号機経由で行うテストをしています(笑)初号機も「にいにい」として弟を連れてきなさいとかいうと、満更でもない感じで頑張ってますね。


さて、高校野球は、沖縄代表の興南高校が敗退し、沖縄きっての一大イベントは早々に幕を降ろしました。

夏の甲子園とはいっても、地元の千葉にいた頃は、それなりに野球強豪校出身(※野球はやってません)の私でも、高校を卒業してしまえば熱も冷め、以降は高校生の全国大会くらいの認識しかなかったのですが、沖縄では高校野球への思いがちょっと違いますね。

何せ、夏の甲子園で沖縄代表が試合をする時間は、国道58号線や国際通りから人や車がいなくなります(※大袈裟ではなくマジで) 。移住して初めて勤めた職場は、かなり沖縄ローカルを感じる場所だったのですが、沖縄県代表の試合時間になると、TVがある応接室に社員が集まり出し、試合が始まるとワイワイ応援してました。試合中に仕事の用事でお客さんに電話をすると、相手も何となく迷惑そうな感じ(笑)だったので、次からは時間ずらして電話してみたり。。

本土から来た私にとっては、独特な感じでしたけど、これについては、郷に入りては郷に従えということで、一緒に楽しむようにしてました。秘かに相手方を応援してることも多かったけどね(笑)

最近、高校野球について話題になる時に思うのは、世代や年代、それぞれの立場や環境で「高校生らしさ」という定義みたいなものが多様化してきてるなということです。

もう一括りにできる時代では無いですよね。

でもこれって昔からちょこちょこと話題になっていて、坊主ではない学校が出場してきた時に、強豪は髪切れよ派と、いいじゃん別に長髪でも派と別れて議論があったり、それぞれの「これこそ青春論、これこそ高校生論」みたいなもののぶつかり合いはありました。

私は、正直髪の長さなんてどうでもいい派ですし、冒頭でも書いたように夏の甲子園は「高校生の全国大会」くらいな認識しかないので、頑張っているマネージャースポットライトや、3年間補欠だったけど勤怠と練習態度が最高だからキャプテンゴイスーという鉄板な話題にも、いい話だねとは思いながらも、必要以上にロマンスを感じることはありません。

逆に、県大会優勝のキャプテンのコメントで「県民の皆様のために、、」なんてのを聞くと「いやいや、自分らで勝ち取った全国大会なんだから、もっと肩の力を抜いて楽しんで来ていいよ」と、思ってしまいます。

何ていうか、15〜18歳の子達って、大人と子供の間で、凄く大変だけど楽しい時じゃないですか。これから大人になるための自覚みたいなものを問われたりして、全国大会でTVで取り上げられたりするから「ちゃんと」しないといけないってのは分かるけど、もし今私が高校生で甲子園に出られたら、おお、これが甲子園か!とか言いながら、まず外野フェンスをベタベタ触りにいきますね(笑)

シンドイ地区予選を勝ち抜いて辿り着いた場所なので、磨かれた精神性も違うんだと理解しますけど、もっと子供らしさがあっても良いかなとは思っています。違うものにしようとしてる、いやしてしまってるのも大人なんじゃないですかね。

大人びていてもやっぱりまだ子供なんですよね、高校生って。選択できる範囲についても子供の範囲なので、話題になった厳しい練習の高校についても、言葉の端々拾う感じで祭り上げれば、ああなってしまうのでしょうけど、そこには子供達の両親を含めて沢山の「責任ある大人達」も関わってるわけで、本当に責められるようなことがあるとすれば、誰かが止めてると思うし、そもそも責任を持って選択しなければ良いわけでしょう。

こういうやり方も、多様性の中の選択肢の一つで、それを受け入れるかどうかも当人達、その関係者達次第。それを受け入れ、一つの形を信じて貫いて、甲子園に辿り着いた子供達は本当に素晴らしいと思うし、まず何かを言う前に、結果を残した子供達は褒められるべきで、この学校が敗戦すると一斉に敗戦について叩いてましたけど、これってそんなに揚げ足とって辱めたりするようなことなのでしょうか。

TVで連日放送されようが、新聞を独占しようが、あくまで高校生の全国大会ですよ。。

これから、もっと奇抜な考え方を持った指導者が出て来るかもしれない。いや、歴史ある野球だからこそ、知られてないだけで、きっとそういう変わった指導者はたくさんいる。

天皇杯の時にも書いたけど、高校野球で凄いなと思うのは、地方予選の1回戦から鉄板ネタ拾いからスコアの数値まで事細かに毎年報道される「全国ネットの情報網」で、この情報網が拾った私達が想像や予想もしてない情報を目にした時に、否定から入るのか、異種と区別して受け入れないのか。

もはや文化といえるくらい定着している野球であってもこれですから、何とも言えない寂しさを感じますね。サッカーファンが何かあった時に身内で叩き合う姿も一緒です。そういうのを見るとただただ寂しい。

文化というのは、多様性を受け入れ、寛容であることだと思うんだけど。


コミュサカ@管理人