さて、今回の記事は愚痴っぽくなりますというか、完全に愚痴ですので、酒の場で、相当酔っている私と相席してる感じでお付き合いいただければ幸いです。

 
この記事を、本体に書くか、雑記に書くかは悩みましたが、独りよがりな主張ですし、完璧にダークサイドに片足突っ込んだまま書くので毒性が強いところがありますのでご理解の程をよろしくお願い申し上げます。
 
今回のお題は「大本営がオフィシャルアナウンスで天皇杯3回戦からサッカーの普及とかいう大層な名目で、下位リーグの都道府県の会場で試合をするって言っては見たものの結局できなかった件について」です(長い)。
 
下記は、オフィシャルアナウンスへのリンクと、該当箇所の抜粋となります。
 
第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦から準々決勝までの試合会場決定方法について
原則:
天皇杯の試合は、各都道府県サッカー協会主管のもとで運営されている。サッカー普及の観点から、天皇杯の試合を全国各地で開催することが重要と捉え、3回戦から準々決勝までの試合においては、対戦カードの下位カテゴリーチームが所属する都道府県の会場を優先して開催することとする。
 
この大本営オフィシャルアナウンスがあったのが6月19日で、天皇杯2回戦が6月21日。アンダーカテゴリーのチーム、ファンの中には、「勝って地元に試合を持って帰るぞ」と意気込んでいたところもあったかと思います。
 
天皇杯改革妄想論まとめ
かく言う私も同様で、上記の記事を書いたのは2013年で、この時から大声で天皇杯を下位カテゴリーのホームで開催してくれよという妄想を盛大にぶちまけてきたので、まさかの大本営オフィシャルアナウンスに「景色が変わるかもしれない!」と期待値がグンと上がった、いや上げてしまったのは事実でございます。
 
それではここで、敬愛する吉田鋳造さんの記事を見てみましょう。
 
 
整理されていてとても分かりやすいですね。ご本人から直接その呼称を使うのはやめてくれと言われてるので通常は封印していますが、一回だけ封印解きます。
 
先生さすがっす(笑)
 
あの一連の騒ぎってなんだったの?って疑問がある方は、是非ご一読いただきたい。私達が普段あまり聞くことのない大本営と県協会の関係や予算等々の「天皇杯の仕組み」がよく分かります。
 
本題に入る前に、まず触れておきたい「いただいた質問」があります。それは、私がこの話題に関連するツイートを何個かした中で、いわき社長とかドーン代表の発言に触れないのはなぜか?というものでした。
 
答えは簡単です。
 
まず、一つ目は、この「下位リーグの都道府県で試合開催できなかった問題」(省略形)は、いわきFCだけの問題じゃなく、J3のアスルクラロ沼津、JFLのヴァンラーレ八戸にも発生しています。特定のクラブの問題ではないということです。
 
もう一つは、いわき社長とドーン代表は100%民間企業の方なので、自分達側からの発言をする(していい)方々だということです。それが受け入れらるれかというのは別の話ですが、今回は単純に「この話題への注目度を上げたい」という狙いが見えましたので、ここまでの騒ぎになれば彼らの仕掛けは成功ですね。いわき社長は、そういう手法的な意味での前科(笑)もありますし、元々Jクラブの社長ですので、天皇杯の仕組みとか、内部の人間関係相関図とか、こちらからは見えないところも全て承知の上での立ち振る舞いなので、反射反応で熱量を上げるよりも、注目度を上げたい真意を考えた方が良いかなと思っていました。
 
ま、ここからは勝手な想像になりますけど、簡単な言い方をすると「(両方に)なんも聞いてもらえなかったからブチ切れた」って感じですかね。※この辺の詳細は後述します。
 
ちょっと話を逸しますが、発言の方向性とか受け取り方で難しいなぁと思うのは、FC今治の岡田オーナーですね。岡田さんは大本営の副会長という立場もあるので、今治100%の発信があった時に、そのまま受け取りづらいことがあります。
 
以前「大会出るなら有給取れよ」的な発言があった時も「今治でやれる事が、押し並べて全体でできるわけねぇだろ、アマチュアサッカー全体の事を考えて発言しろや」って戸籍ごと消される覚悟で反論したことがあるのは、大本営副会長という肩書があるからです。FC今治オーナーという肩書だけなら、今回のいわき社長やドーン代表みたいに、色々言ってもマイチームが良くなることだけを考えていれば良いのですから、発言が癪に触ったとしても、反応の仕方が全然違ったと思います。
 
ただ、これは矛盾するところなんですが、岡田さんほどのスペシャルワンが、下から一つずつアンダーカテゴリーを身をもって体験しながら登って行ってるのですから、空気読まずにガンガン発言して欲しいなというのもあるんですよね。多分、色々言われてもW杯の時の重圧に比べれば屁でもないと思うし、彼ほどの実力者になると、ちょっと顎で合図すれば、さっと改善に取り掛かる御庭番衆みたいのを知らぬ間に編成してそうな気もするので、現状改善のためのお頭のパワーをとても期待してます。
 
あ、御庭番衆とか考えてたら、岡ちゃんのことをお頭って呼んじゃったけど、戸籍とか言う前にもともといなかった人にされそうなんでやめときますね。変な登場のさせ方してごめんね、お頭。
 
話を元に戻します。
 
なぜ私がこの「普及という名のもとに天皇杯3回戦から下位リーグチームの都道府県の会場で試合をすると、待ち構えてたらフルスイングで空振りした件」(だから長いって)に腹を立て、ダークサイドに片足突っ込んだままネガツイ連発したのを反省して、わざわざ沖縄にある最果てのスケートリンクに頭を冷やしに行ったのに、まだダークサイドに片足突っ込んだままでいるのかというと、大本営の設計の稚拙さと、言葉の選択の軽さにウンザリしてるからなんです。
 

 

実はワタクシ、19日の発表があった後に上記のツイートをしてることからも分かるかと思うのですが、アナウンス直後は期待値がうんと低くて「平日ナイターのままなら難しいやろ」ってところから、いつものスポニチ飛ばしであってくれくらいに思った程度だったんですが、時間が経つうちに、いつもの脳内ポジティブ菌が絶賛大活躍をし始めて、
 
大本営の発表だし、、
 
普及という大義をかざしてるし、、、
 
 
ついに柔軟に対応しようと腹でも括ったんやな!!
 
 
とか、思えてきてしまったんです。
 
で、自分の中の期待値設定を途中で上方修正するって、父ちゃん情けなくて涙出てくら(昭和)。
 
一連の混沌の中で、関連する話題のように、スタジアム基準が云々、都道府県の開催能力が云々って話題が並行して出てましたが、この2つの話題は今回の問題とは別問題です。J3クラスのスタジアムがあって全国リーグの開催実績がある都道府県で試合ができないって時点で、こんなのはこの問題と合わせる論点にはならないです。
 
結局、今回の問題の最大のネックは、何回も言いますけど
 
平日ナイター
 
なんですよ。
 
平日ナイターの本当の大問題は、天皇杯の試合自体がプロ・アマ問わずに興行として成り立ちづらいことなんです。
 
これね、アマチュアサッカー視点で話題になる時は、「選手が仕事の都合で平日休みがとれない」方面に軸が行ってしまうんですけど、確かにこれは大問題なんですけど、悔しいけど、所詮アマチュアのこととして片付けられて試合は続いていくじゃないですか。
 
原則である"天皇杯の試合は、各都道府県サッカー協会主管のもとで運営されている。"ってのは、結局、都道府県協会に条件も収支も日程も厳しいけど試合やれよって丸投げしてるだけですよね。Jリーグチームの同士の試合だって、土日開催に比べればお客さん入らないじゃないですか。当たり前ですよ、平日は大半の方が仕事してますし、土日のリーグ戦があることを考えれば、優先順位的に無理に休みはとりづらい。集客が見込めなければ屋台の出店だって渋くなります。コンテンツパワーが減るから客が来ないっていう悪循環です。
 
アマチュアだって、都道府県協会だって、お金かかるんですよ。でも、収支なんて1ミリも語られない。だって、それ前面に押し出すと、アマチュアスピリッツは清貧であれって面倒くさい輩が一定割合出てくるし。
 
なので、通常よりもっと厳しい条件を突きつけることになるアンダーカテゴリーのホーム開催なんて、普通なら都道府県協会が飲むわけ無いじゃないですか。それを責められるわけないじゃないですか。
 
だから、こんな無理ゲーをアナウンスするってことは、合わせ技で休日開催が付いてくるとか、開催要件の緩和とか、集客のための全力プロモーションが付いてくるんじゃんないかとかって、私の想像は、妄想は、どんどん、どんどん肥大化していくわけですよ。
 
あるんでしょ、
 
普及という名のもとに発動した特別な条件が
 
って、勝手に思っちゃった次第でございます。テヘぺろ。
 
私的に、都道府県協会の最強奥義は子供達の夢という呪文を詠唱しながらの4種活動の停止&強制動員だって思っているんですが、これは休日じゃないと使えないという発動条件があるわけで、大本営がアナウンスするってことは、都道府県協会がそれを受け入れられるくらいの「何か」をネゴてきたんだろうと想像したんですよ。
 
で、結局、
 
何もなかったってことですよね。
 

ちーん
 
 
でね、ルンルンな感じでしたお花畑ツイートが下記になります。
 

 

今になって見ると泣ける、うん泣ける、いやー泣けるわい(笑)。
 
普通に考えればこんなの無理ですけど、例えば開催施設要件が内々に緩和されて、収容3000人仮説スタンドOK、照明施設移動式でOK、ビジョンはレンタルでOKとかにしてくれれば、ドーン財閥なら、ちゃちゃっと仮説スタンド作って、照明車とビジョン借りてきてって、いわきさんなら「グワァラゴワガキーン!」と、解決してくれそうじゃないですか。実際、福島県3部の試合でビジョンとか設置しちゃってるし、そんなやつ期待しちゃうじゃないですか。オレンジ色のサポーターがいわき家飲食店街を埋め尽くす光景とか想像しちゃうじゃないですか。
 
たぶん、いわき社長も勝利の瞬間から、いやそれ以前から動いていたと思うんですけど、
 
大本営 = 規程があるからダメざます
 
都道府県協会 = 予算厳しいからダメざます
 
だったんだと思うんですよね。で、J1に勝ったから余計に悔しさ倍増で当たりどころ無いし盛大にみんなにぶちまけるしか無いって感じだったんじゃないですかね。
※後述するとか言ってめっちゃ短くてすみませぬ。
 
 
試合告知のビラ配りをした経験がある方なら分かると思うんですけど、ファンが100枚配って、やっと1人来てくれるかくれないかみたいなところも、選手がビラ配ると10枚で1人来てくれる感じってあるじゃないですか。それだけオフィシャルが動くって意味があることだと思うんですよ。
 
私もサッカー界の末端の末端で、サッカーファンの分母を増やしたいなんて思いもあってサイト運営してますけど、良い意味で、今までの努力って何だったんだと思うくらい、大本営のオフィシャルアナウンスの威力ってあると思うんです。
 
期待させてくださいよ。踊らせてくださいよ(涙)
 
地域密着とか、サッカーの普及とか、走りが良いし使いやすいからって簡単に使っていたら、本当に使わなきゃいけない時に効力をなくしてしまう。もっと大切に、もっと丁寧に使わなければ、それを支えに真摯に頑張っている人達の武器を奪ってしまう。それをしっかりと自覚して欲しい。
 
まずは、平日ナイターというところの設計変更からお願いします。
 
もし、この声が、届くのなら。
 
コミュサカ@管理人