租税滞納と消費税について② | 税理士法人コムニスの日常

租税滞納と消費税について②

みなさま、こんにちは。
クラッキです。

前回、消費税の滞納額が全税目の中で最も多いというお話をしました。
ところで疑問ですよね。
なぜ消費税一税目のみが突出して滞納発生額が多いのでしょうか?

私見ですが消費税は特に所得課税ではなく、行為課税という税の性質がその大きな原因として考えられると思います。
つまり赤字決算で利益(課税所得)が無くとも、免税点を超えた課税対象売上等の取引行為(行為課税)がある以上、資金繰りが厳しくとも納税資金を用意しなければならないという消費税の性質と悪循環の現実。
「悪意は無いけど、お金も無い」=「滞納」という事業者の方々が多く存在する現実もわからないではありません。
だからと言って、滞納行為自体は許される行為ではありませんので、もしそのようなケースがあれば、税務署に分納の相談をしましょう。

ところでここ数週間で新政権が誕生し、消費税増税の段階的議論も これから本格的に始動して行くと思われます。
しかしながら、現行消費税のシステムでは、

①消費税本税の増税と連動して、滞納発生額も増加するのでは?
②これだけ滞納が多い税目を、将来の国庫の基幹税目と位置付けて大丈夫?

と言った危惧もあります。

滞納処分の激行や消費税増税の議論もさることながら、法制度の見直し についても、ぜひ議論がなされるべきだと考えています。

しかしなぜ今回、マラドーナ氏がイタリアに滞在したのかというと、 それはなんと体重の減量目的だったとか。

…やっぱり笑激ニュース。

「神の子」マラドーナと信じて少年時代を過ごしてきましたが、 きちんと納税義務を全うするあたりは、彼もやはり私達と同じ 「人の子」なんだと思うと安心!!

…いや、やっぱり残念!?

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