印紙税の意外な過去~その(1)~ | 税理士法人コムニスの日常

印紙税の意外な過去~その(1)~

みなさん、こんにちは。
明日はフットサルでもやろう!とウキウキのクラッキです。

今月の税理士会の集まりで、印紙税の勉強会が開かれました。
「とりあえず」勉強会に参加したのですが、非常に有意義でした。
その後、興味がわいたので印紙税について色々と調べました。

ワタクシを含めた誰にでも、他人が驚く以外な過去があるように、印紙税にも意外な過去があることが分かり、非常に驚いたので今日はそのお話をしようと思います。

印紙税が最初に導入されたのは1624年のオランダでした。
当時のオランダ政府は、スペインからの独立戦争で財政難に陥っており、財政難を乗り切る資金調達のためにお触れ書きを出しました。

それは「国民に重税感を与えずに、税収を多く得られる新税を考案した者には懸賞金をだす。」というものでした。
ランドマーク的建築物の名前でもあるまいし、この時点で「えっ!国家の新税制の考案が一般公募なの???」って感じです。

当時税務職員であったヨハネス・ファン・デン・ブルックは、「法律上、重要書類にはスタンプの押印を受けさせ、押印時に税金を納めさせる。」という案をだし、これが政府に採用され印紙税の基礎となったのです。

一般の税務職員が考案した案が採用され、以後400年近く経た今日でもほぼそのまま現役で稼働しているなんて、ホントにサプライズです。
ちなみに印紙税は、かの有名な著書アダム・スミスの「国富論」の中でも取り上げられているそうです。
当時の徴税システムの中でも、徴税コストの面などにおいてすぐれた税制の一つとして評価されていたことがうかがえますね。

さて、本日は紙面を少々延長し印紙税の意外な過去(1)をお送り致しました。
いかがでしたでしょうか??
明日は『印紙税の意外な過去~その(2)~』をお送りいたします。
印紙税という一般職員が考案した税制が、その後、かの有名な大事件の引き金となり、それが巡り巡って、歴史的な大戦争へと発展するとは…。
まさにその時歴史が動いたという感じです。

それでは、次回を乞うご期待!!


クラッキの他人が驚く以外な過去ってナニ?ナニ?
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