夢は、持っても持たなくてもいい。 | ほめ方の伝道師・谷口祥子

ほめ方の伝道師・谷口祥子

20代に対人恐怖症に陥った経験がありましたが35歳でコーチングに出会ったことで、人間関係が激変。<承認すること>が人間関係を豊かにし、仕事や人生を大きく飛躍させると気付いたことから「ほめ方の伝道師」として活動しています。


こんにちは。谷口です。


いやぁ、春本番の暖かさですね!


昨日はマンションのエレベーターがお酒臭くてびっくり。

お花見でしこたま飲んだ方がいた模様です(笑)


ところで、マグロ船の齊藤正明さんってご存じですか?

さんまさんのホンマでっかTVに度々出演されている、ユニークな人気講師の男性です。


齊藤さんは、昔所属していた会社のパワハラ上司の命令で、マグロ船に乗せられたことがあるという、貴重な経験の持ち主。


マグロ船といえば「借金のカタに乗せられる」というイメージがありますが、齊藤さんは、このマグロ船の中で、大変素晴らしい発見をされました。


狭い空間で長時間男ばかりが一緒に過ごす船の中。

お互いにケンカせず気持ちよくつきあえるような、すばらしいコミュニケーション術の数々がそこで学べたのだそうです。


マグロ船での体験をベースに、コミュニケーションやリーダーシップについて、たくさんの著書を出してらっしゃる齊藤さん。


どれも非常に興味深くてとっても勉強になるのですが

先日出版された新刊【仕事・人間関係・人生で「このままじゃイヤだ!」と思ったとき読む本】に、そうそう!と思えるお話が取り上げられていましたので、ご紹介したいと思います。

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私がいいなぁと思ったのは、「結果が出ないときは、夢にしばられすぎない」という項目。


ここでは「夢にしばられている人」の代表として、彼の講師仲間が取り上げられているのですが
「講師として多くの人にこのメッセージを伝えたい」という熱い想いを持ちながらも、セミナーを開くたびにどんどん参加者は減る一方。続ければ続けるほどかえって悪評ばかりが広がる始末。自慢の外車も手放し、妻子も出ていってしまったというのです。


そして齊藤さんはこう語ります。

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世間一般で「夢を持つべき」といわれているために「そうすべき」という強迫観念にとらわれている人も少なくないのではと思います。

しかし夢を持つということは、それによって視野狭窄に陥り、自分の可能性を狭めるリスクもはらんでいるものなのです。

   ・・・・・・・・ 中略・・・・・・・・・・

突き詰めていえば、夢を持っても持たなくても、それで楽しく生きられるのならば、どちらでもいいと私は思っています。

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昔は、若者が夢を語ると「そんなに世間は甘くはない」といって、大人たちが若者の夢を摘み取り、可能性をつぶしていた時代がありました。


しかし、年功序列や終身雇用という概念が崩れた今、組織に依存せず、自ら人生を切り開いていく必要が出てきました。


「夢を持つ」ということは、日々の仕事を楽しいのものにしてくれ、こんな時代をパワフルに生き抜いていく原動力になるでしょう。


けれども齊藤さんと同様に、私もその“強迫観念”の部分が気になっていたのです。


夢を持つのは素敵な生き方だと思いますが、反対に「夢を持たないのはイケナイことなんだ」
と思って、あまり気乗りがしないままに無理やり夢をつくったり

「夢だって言っちゃったから・・・」とそれに固執して、かえって夢に縛られてしまっては本末転倒だと思うのです。


人は人。自分は自分。


自分がいいな、と思うことは取り入れればいいし、そうでないなら、マネする必要はありません。


人からすすめられてやっているけど、何だか気分が乗らない。

そんなことがあったら、一度立ち止まって、自分の内なる声に耳を傾けてみてはいかがでしょう?


自分を大切にすることが、人生を豊かに生きる第一歩なのです。


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