【YouTubeからの動画をご紹介の前に】
YouTubeからの動画は、動画を提供してくださったユーザーさん。
あるいはYouTubeのサイト側の判断で削除されることがよくあります。
そのため、削除されたことでリンクやプレーヤー上でも動画を確認することができなくなった場合、記事ごと削除することもありますのであらかじめご了承くださいね。
さあ、久しぶりとなるYouTubeからの動画をテーマにした記事となります!
記事の本題に入る前に、関係ないようで実は少しだけ関係のある、最近のYouTuber(ユーチューバー・以下、ユーチューバー)の収入事情について少し書いてみたいと思います。
ユーチューバーとは、自作の動画を撮影して、動画投稿サイト「YouTube」に投稿をして公開することにより広告収入を得る人物および集団のことでもあります。
動画を投稿するだけであれば、スマートフォンの動画撮影機能を使えば即座に行なえるうえに、広告収入だけで億単位を稼いでいる、HIKAKINさんやはじめしゃちょーさんといった、いわゆるカリスマユーチューバーと呼ばれる方も誕生しています。
ニュース番組では、子供が将来なりたい職業のベスト3に「ユーチューバー」がランクインしたと報じられたこともありましたね。
けれど、一時は昨年の4月ごろに差別的な動画が問題になって、YouTubeに広告を出していた会社が広告を下げたことがあったとのこと。
再生単価というのは、動画の長さやチャンネルの評価によっていろいろあるそうなんですが、それまでは1再生あたり0.5円だったのが0.05円まで下がったことも(現在は持ち直しているそうです)。
そんな、ユーチューバーの広告や再生回数による収入についての内容はこれくらいにして、少なくとも、動画を再生する前に広告として流れるCMは、ふつうだとユーザーさんたちからは「ウザい」と捉えられがちです。
曲がりなりにもCMをテーマとしているこの私でさえ、YouTubeの動画が再生される前に流れるCM広告は正直「ウザい」と感じているくらいですからね(笑)。
◆「ウザい」はずのYouTubeのCM広告にユーザーが感謝? 凄腕ピアノインストバンドの曲が話題に!
そんな「ウザい」はずのYouTubeのCM広告において、ある曲を聴いたことにより、「思わず聴き入ってしまった」「スキップできずに最後まで聞き惚れました!」と、まるでYouTubeのCM広告に対して感謝するようなコメントが寄せられていた、ある音楽グループの【Official MV】が話題となっていました。
その音楽グループとは、「H ZETTRIO(エイチ・ゼットリオ)」というピアノトリオです。
でも、単なるピアノトリオではなく、「凄技ピアノインストバンド」と大げさな表現をするくらいでちょうどいいかもしれない3人組のインストバンドでもあったのです。
結成のきっかけは、2012年の年末に、H ZETT Mがイベントでクリスマスソングを弾く際にベースとドラムに声をかけたのが最初であるとされているH ZETTRIO。
「大人も子どもも“笑って踊れる”」をテーマに掲げるピアノトリオバンドとして、2013年にデビューするやいなや、国内で開催のあらゆる音楽フェスを席巻します。
H ZETTRIOについて初めて聞いた方でも、いまをさること2年ほど前の2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックの閉会式の東京へのオリンピック旗引き継ぎ式(フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー)において、日本をアピールするVTRの中で安倍首相が登場したシーンをご覧になっていたのであれば、BGMにちょっとジャズっぽい曲が流れていたことを覚えていませんでしたか?
実はあの場面で流れていた曲は、H ZETTRIOのアルバムからの曲だったのです!
なので、リオの閉会式で日本をアピールするVTRを見ていた方であれば、誰もが知らないうちにH ZETTRIOの曲を耳にしていたことになるでしょうね。
さらには、世界3大ジャズイベントのひとつ、スイスの「モントルー・ジャズフェスティバル」にも出演し、グラミー賞受賞の世界的ジャズピアニストであるボブ・ジェームスさんからも「アメージング・ボーイ!」と大絶賛されたのでした。
メンバーは次の3人ですが、鼻に色が付いているピアノトリオということで、なぜか鼻を青・赤・銀と色分けしています。
そこで、鼻の色を○鼻と捉えることでメンバーをご紹介してみたいと思います。
アコースティックベース・赤鼻:H ZETT NIRE(エイチ・ゼット・ニレ)
ドラムス・銀鼻:H ZETT KOU(エイチ・ゼット・コウ)
ピアノ・ショルダー・キーボード・青鼻:H ZETT M(エイチ・ゼット・エム)
このうち、グループの立役者であるのがH ZETT Mです。
驚異の演奏テク「無重力奏法」と呼ばれる奏法が話題となっていて、時には跳ねるようにジャンプしながらとか、椅子に寝ながらとか。
はたまた、ピアノの下に隠れるようにして弾くといった、実に斬新なスタイルでピアノを弾くスタイルが話題となっていたのでした。
後でも触れるように、H ZETTRIOについては、日テレの朝の情報番組「スッキリ」に登場したことがあり、生演奏を披露する前の紹介VTRで、実はかつて「侍ジャズバンド」として活動していた「PE'Z(ペズ)」の元メンバーであったことが明らかになりました。
でも、雑誌等で自ら触れる事もあるにもかかわらず、「H ZETT M=ヒイズミマサユ機説、H ZETT NIRE=Nirehara Masahiro説、H ZETT KOU=航」説は未だにぼんやりと否定しているそうです。
PE'Zといえば、かつて、石川県森林公園・緑化の広場で「KIT POP HILL」という夏の野外ライブイベントが開催され、ある年にはPE'Zが出演したことが思い出されます。
私の住んでいる地域のテレビ局でもその模様が放送されたことがありました。
PE'Zの演奏として披露された曲は、
♪「Akatsuki」
♪「Hale no sola sita ~LA YELLOW SAMBA~」
の2曲のみ。
けれど、2015年にPE'Zが解散しても、なおこの曲のファンが多いこと(私もその1人です)。
H ZETTRIOとなっても、PE'Zのころの曲は意識しているのか、「Akatsuki」「Hale no sola sita ~LA YELLOW SAMBA~」の2曲はライブで演奏されることもあるのだそうです。
◆もしかして、ライブの最初から最後までオールスタンディング? ドラムスのH ZETT KOUの演奏スタイル
H ZETTRIOのライブというと、初めてCMで見たときから、ドラムスのH ZETT KOUさんの演奏スタイルが少し気になったのでした。
なぜなら、ふつうのドラマーは椅子(ドラム用語ではドラムスローンという)に座って叩くのが一般的ですが、H ZETT KOUさんの場合は立った状態で演奏していたからです。
ドラマーが立って演奏するスタイルは、昔の3人編成でのロカビリーバンドとかではよく見られたものの、ピアノトリオでは実に珍しいと思います。
もしかして、ライブの最初から最初まで、チケットの席でたとえるところのオールスタンディングのままでドラムを叩いているんでしょうか…?
あっ、余談ですが、私が「KIT POP HILL」の番組でPE'Zを見たとき、いつもは黒いサングラスをかけているドラムの航さんが、2曲目の「Hale no sola sita ~LA YELLOW SAMBA~」サングラスを額のところまで上げたままで演奏していたときの顔を見たことがありました。
最初は、コワモテっぽい感じをイメージしていたんですが、実際にサングラスを取ったときの顔は、お笑い芸人にたとえるなら、ピン芸人で活躍のくまだまさしさんの大きな顔を少し小さくしたように見えたのでした。
目についても、切れ長だったけれどけっこうやさしそうだったのが印象的でしたね。
◆1曲目 ウザいはずのYouTubeのCM広告で流れたことでユーザーが感謝した曲? 「Beautiful Fight」
ではまず、1曲目として下のYouTubeのプレーヤーでご紹介の曲は、前の項目で、YouTubeの広告CMで、この曲を流してくれたことに感謝するようなユーザーさんからのコメントが寄せられていた「Beautiful Flight」というタイトルの曲です。
Beautiful Flight 4分35秒
私はまだスカイダイビングを一度もやったことがないけれど、MVでは、上空からスカイダイビングで宙を舞っていたダイバーの映像が頻繁に挿入されていたこと。
ジャズっぽくもサンバにも似た感じのするリズムやメロディーでありながらも、まるで自分がパラシュートが開くまで自由自在に宙を舞っていたダイバーになったような浮遊感を感じさせてくれる曲となっていました。
ただこれが、いざパラシュートが開いて、あとは着地点へと降下するだけの状態となったときは、たちまちこの曲にふさわしくない場面になりそうだなとも思いましたけどね(苦笑)。
下にご紹介のリンクは、2015年11月4日に発売されたH ZETTRIOの2枚目のCDアルバムで、全13曲のうち、アルバムタイトル曲の「Beautiful Flight」は2曲目に収録されているほか、先ほど触れたリオオリンピック閉会式での東京へのオリンピック旗引き継ぎ式の際、VTRで流れた曲が6曲目と9曲目に収録されています。
Beautiful Flight (EXCITING FLIGHT盤) [ H ZETTRIO ]
◆2曲目 日テレの「スッキリ」にH ZETTPIOが登場 生演奏された曲 「Dancing in the mood」
続いて、2曲目として下のYouTUBEからのプレーヤーでお送りするのは、昨年の5月25日に放送の、日テレの朝の生放送情報番組「スッキリ」にH ZETTRIOが登場し、生演奏で披露された「Dancing in the mood」というタイトルの曲です。
Dancing in the mood【Official MV】 6分12秒
MVでは外国人女性や男性が踊っていたように、思わず踊りたくなる曲ですね。
できれば、MVでH ZETTORIOがこの曲を演奏していた場所で踊ってみたくなります。
◆初めてH ZETTRIOの存在を知ったきっかけの曲 NECのノートパソコン「LaVie Note NEXT」のCM音楽として使用されていた「What's Next」
そして3曲目は、私としてはこのCMで初めてH ZETTRIOの存在を知った、昨年11月よりオンエアされていた、メンバーも出演のNECのノートパソコン「LaVie Note NEXT」のCM音楽として使用されていた「What's Next」です。
「What's Next」【LIVE Ver.】 5分1秒
この曲が使用された「LaVie Note NEXT」のCMは、15秒バージョンと30秒バージョンがありましたが、いちばん曲の印象が強かったのは意外にも15秒バージョンでした。
さらには、この曲のライブバージョンは、全国を回っているH ZETTRIOのライブツアーの告知CMとしても使用されていたことがわかりました。
いやー、たしかに3曲目だけを聴いても、地元でライブが開催されるのであれば行きたくなりますね。
ユーザーさんの中には、すでにライブに参加表明している方もいらっしゃったのでした。
ということで、下のリンクでご紹介のCDアルバムは、2018年3月7日に発売された、H ZETTRIOの4枚目のアルバムで、全13曲のうち、「What's Next」は2曲目に収録されています。
Mysterious Superheroes (EXCITING FLIGHT盤) [ H ZETTRIO ]
なお、収録曲はどちらも同じなのに、一体どこがどう違うのかはわかりませんでしたが、本来H ZETTRIOのアルバムは1枚目をのぞき、2枚目~4枚目からは「DYNAMIC FLIGHT盤」と「EXCITING FLIGHT盤」の2種類があり、いずれも同じ日にリリースされていたことを付け加えておきますね。
今回の記事と動画はいかがでしたか?