改正著作権法施行間近! 違法ダウンロードだけではない! CDが売れなくなった7つの原因と理由 | 続きは、CMのあとすぐ!

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この記事は、2012年9月29日更新の、改正著作権法施行間近! あらためて私が思うYouTubeのメリットとデメリットについて と、同じく2012年9月29日更新の、改正著作権法施行間近! 音楽権利者6団体2社が新たな違法音楽配信対策を推進


2012年9月30日更新の、改正著作権法施行間近! 改正著作権法成立後に起きた2つの出来事 アノニマスと宇多田ヒカル の関連記事となります。


改正著作権法施行間近の関連記事として、最後となる4つ目にお送りする内容は、なぜCDが売れなくなったのかについて書いてみたいと思います。


思えば、CDが売れなくなったことがきっかけで、改正著作権法における「違法ダウンロード刑事罰化」が成立したと言ってもいいくらいですからね。


◆2000年の10年後には音楽CDの生産枚数が減少 売り上げも継続的に減っていくことに


まずは下のリンクをクリックして、表示された情報をご覧になってください。


一般社団法人 日本レコード協会|各種統計


これは、リンク先の一般法人日本レコード協会のサイトによると、音楽ソフト種類別生産数量の推移を統計し、表にまとめたものだそうです。


リンク先の表を見てみると、2000年にはシングルCDの生産枚数も1500万枚で、CDアルバムの生産枚数が約2760万枚となっていました(リンク先で、千単位で表示されていた数値を万単位に直し、四捨五入したものです)。


日本レコード会社の統計では、2000年が、シングル、アルバムともにCDの生産枚数がいちばん多かった年になりますね。


ところが10年後の2010年になると、シングルCDの生産枚数が約510万枚に、CDアルバムの生産枚が数が約1560万枚と、かなり減っていたという結果になっていました。


★チョコっと一言!
日本レコード協会の最新の統計は2011年までで、その年のシングルCDの生産枚数が約592万枚に、アルバムCDの生産枚数が1340万枚と、2010年よりもさらに減っていたのでした。


ほかにも、かつてバブル期があったころ、音楽CDがいちばん売れた年は1998年だったそうです。


その1998年以降から、CDの売り上げが継続的に減少していったとのことでした。


CDが売れないことについては、2ちゃんねるのまとめサイトでも、


「音楽業界の者なんだけど、CDが売れない理由をおしえてくれ」


という信じられないようなエントリーが上がっていたくらいなので、よほどCDが売れないことは音楽業界にとって深刻な状況なんでしょうね。


◆CDが売れなくなった7つの原因と理由


そもそも、なぜCDが売れなくなったのでしょうか?


その理由は、もちろん違法ダウンロード刑事罰化が成立し、この記事を更新した翌日から施行されるように、違法ダウンロードにがはびこり、動画共有ソフトを通じてネットから無料で音源を手に入れることができてしまうのも理由のひとつと言えます。


しかし、ネットのユーザーさんの意見を読むと、それ以外にもいろいろな理由が挙げられていました。


それらを参考に、CDが売れなくなった7つの原因と理由として次のようにまとめてみました。


1.シングルは約1300円、アルバムは約2500~3000円という価格は、いまの大不況の時代に高いと感じさせる、時代に合わない価格設定


2.レンタルやダウンロード販売があるから


3.買おうと思える曲がないから


4.自由に使えるお金が減っているので、音楽CDにあまりお金をかけられない


5.ジャスラックのせいで、街中で音楽を耳にすることがなくなった


6.CDで音楽を売るというやり方が終わりつつあるから


7.時代遅れということでいえば、媒体の時代遅れ


1.のCDの価格については、やっぱりいまの時代高いと感じざるを得ません。


たとえば、ネットでのダウンロード販売サイトでの価格は、1曲につき約250円(もう少し安いサイトもあります)。


CDレンタルショップにおいては、安いところで、1枚のCDのレンタル料金が高くて100円(DVDレンタルも含む)です。


ショップによっては、特別なキャンペーン期間中にもなると、1枚につきなんと50円でレンタルできたりしますからね!


これでは、初回限定盤というレアものでもない限り、シングルにしてもアルバムにしても、CDを正規の価格で買うのがバカらしくなるという方がいることもわかる気がします。


2.は、音楽をダウンロードして購入できるダウンロード販売と、それを販売しているサイトの登場は、ネットにとっても画期的でしたよね。


画期的といえば、携帯音楽プレーヤーを代表するアップルのiPodが出現したことも、音楽を聴くシステムを根本から変えたと言っていいかもしれません。


3.は、私の場合、古くていい曲であればCDとして買ってもいいと思っています。


ただ、少なくとも最新のオリコンチャートのベスト10に入った曲については、まったくと言っていいほど買いたいと思いませんね。


おそらくは、最新のオリコンチャートのベスト10に入った曲が売れていないことで、音楽業界の人が悩んでいたCDが売れないといわれていたのかもしれません。


4.は、あぁー、これも少子高齢化の影響でしょうか。


いやそれだけでなく、なかなか脱することができない大不況によりデフレが起こり、景気がよくならない現状もあるはずです。


それにより、少しでも出費を抑えるためにも、自分の趣味にあまりお金をかけることができない。


つまりは、CDにもお金をかけられないことにもなるのではないでしょうか?


5.は、そういえばかつては街中でも音楽が聞こえていた時代、気に入った曲があればCDで買っていた人も多かったことでしょう。


それがなくなってしまったのはジャスラックのせいであると、ネットのユーザーさんは憤慨していたのでした。


6.は、う~ん、これは7.にも当てはまることでしょうが、数年後にはもうCDで音楽を売ったり聴いたりする時代が終わりを迎えつつあるように感じてしまいました。


◆精力的に活動しているアーティストのCDは売れている


それでも、好きなアーティストのCDは初回限定盤で購入しているというユーザーさんもおられました。


たとえば、Mr.Children(ミスターチルドレン)がデビュー20周年の5月10日に発売した、初回限定盤の2枚組のアルバム「Mr.Children 2001-2005 micro+2005-2010 macro」 は、あのタワーレコードでも一時完売して入荷待ちになったと話題になりました。

ミスターチルドレンに限らず、精力的に今も活動しているアーティストのCDは、特典のある初回限定盤は、発売されてからもかなり売れているようです。


それでも、相当なファンでない限り買わないみたいですけどね。


◆あの山下達郎も危惧していた?! いつかCDが店頭からなくなることを考え、35周年で自身初のベストアルバムを発売


今週にかけてテレビのワイドショーでは、今年でめでたくソロデビュー35周年を迎えた、シンガソングライターの山下達郎さんがテレビに出演し、アナウンサーによるインタビューに答えていた姿が放送されていました。


私も、珍しいな~と思いながら各局のインタービューを何回か見ました。


といっても、ラジオのDJのようなスタイルで、山下さんと、質問する側であるアナウンサーが互いに向かい合って座り、しかも静止画のような形でのインタビューでしたけどね。


それでも、山下さんにとってはこれがテレビ初出演であったそうです。


その山下さんが、フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」でのインタビューでおっしゃっていたことで、今回なぜ35周年を迎えたことでベストアルバムを発売したのか? という問いに対しての答えが実に興味深かったのでした。


それは、いつかCDが店頭からなくなるときが来るかもしれない。


だから、パッケージがあるうちに一度きちんとしたベストアルバムを出しておきたかったという理由でベストアルバムを発売したとおっしゃっていたことでした。


それが、下のリンクにもありますように、2012年9月26日に発売された、自身初となるレーベルの枠を超えたオールタイムベストで、4枚組(初回限定盤では1枚のボーナス盤もあり)の「OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~」 というタイトルのCDでした。


【送料無料】【CD新作5倍対象商品】OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~(初回限定盤 4CD) [山下達郎]


いや~、あのベテランシンガソングライターの山下さんが、いつかCDが店頭からなくなるときが来るかもしれないことを予想して、40周年ではなく35周年に初のベスト盤を出すなんて…。


これはもう、違法ダウンロード刑事罰化の施行によってCDが売れる売れないどころの話ではなく、まるで数年後にはCDの媒体そのものが終わってしまうことを危惧しているかのようです。


今回山下さんがテレビのインタビューでおっしゃった発言に、私は、山下さんの言葉は、そのうちCDそものが終わりを迎える予兆を示しているのかもしれないと感じてしまいましたね。


◆違法ダウンロードだけがCDが売れなくなった原因ではない!


先ほどのCDが売れなくなった7つの理由の項目を見てみると、必ずしも違法ダウンロードだけがCDが売れなくなった原因ではないことがよくわかりました。


つまり、たとえ違法ダウンロード刑事罰化が施行されても、CDの売り上げのアップは期待できないということです。


ましてや、再来年には消費税が上がり、5%から8%になると言われています。


もし再来年になっても所得が上がらないまま消費税がアップし、国民1人につき自由に使えるお金がますます減っていくとしたら、間違いなくCDの売り上げは激減していくことでしょう。


では、今後どうしたらいいのかということになりますね。


ひとつ言えるのは、今後CDが売れることをあてにせず、別の媒体で音楽の売り上げを伸ばす方法を考えたほうがいいということ。


たとえば、iPodに代表される携帯音楽プレーヤーや、携帯電話、スマートフォンの音楽機能を活用しつつ、違う媒体でCDと同じくらいの売り上げを伸ばすことを考えるとかです。


そのためには、ジャスラックをはじめとした音楽業界全体の意識改革が必要となってきます。


なにしろ、音楽業界にとってCDが売れたらとても利益が出るので、一度味を占めてしまうと他の媒体に変えることはとても難しいらしいですからね。


それでも、バブル全盛期にCDがバカ売れした夢のような時代は、もう二度と訪れないことでしょう……。


◆一部改正や修正、緩和もされることなく施行される改正著作権法


2012年7月21日に更新の、2012年10月1日に改正著作権が施行 問題点と今後について の記事でも書きましたように、施行前の改正著作権法については、


(1)実効性が低い

(2)子どもたちが摘発対象になる

(3)違法・合法を見分けることが困難

(4)捜査権の乱用を招く


という4つの問題がありました。


なので、改正著作権法が施行されるまでの期間中に、一部改正や修正、緩和といった動きがあるかもしれないと期待していました。


しかし、どうやら何も変わることなく、そのまま10月1日に施行されることになりそうです……。


まあ、改正著作権法については明日施行されますが、先ほども記した(1)~(4)の問題点があった施行前はもちろん、施行してからでないとわからない問題点も出てくるはずです。


ですから、改正著作権法については施行後に何か大きな動きがあり次第、私のブログでも記事にしてみる予定です。



ということで、以上、改正著作権法施行間近のテーマで4つの記事をお送りいたしました。



今回の記事はいかがでしたか?


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