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この記事は、2012年8月5日に更新の、ソフトバンクでプラチナバンドがスタート 「シエンタ」以来のドリフの早口ことばがCMソングに! の続きのような内容となります。
私は、ソフトバンクモバイルのプラチナバンドのCMの記事を書くまで、ドリフの音楽に原曲があったことについてほとんど考えたこともありませんでした。
なぜなら、ドリフの番組の音楽を担当していることでも有名なたかしまあきひこさんが、「ドリフの早口ことば」の曲もオリジナルで作っていたと思っていたからです。
けれど、プラチナバンドのCM音楽として使用されていた「ドリフの早口ことば」には、1973年のDiana Ross & Marvin Gaye(ダイアナ・ロス&マーティン・ゲイ) のデュオアルバムに収録の 「Don't Knock My Love(ドント・ノック・マイ・ラブ)」という曲に。
オリジナルはアメリカのソウルシンガーであるWilson Pickett(ウィルソン・ピケット)の1971年の曲「Don't Knock My Love」であったことがわかりました。
そこで、洋楽が原曲のドリフの音楽をYouTubeで探してみたところ、今回ご紹介の2曲が見つかりました。
ということで、この記事ではその曲をご紹介してみたいと思います。
◆加藤茶と志村けんのヒゲダンスのテーマですっかりおなじみの曲 ヒゲのテーマ
まずは、かつてTBSの土曜夜8時の人気番組として放送されていた「8時ダョ!全員集合(以下、全員集合)」の人気コーナーで、社会的ブームにもなったヒゲダンスで使用されていた音楽である「ヒゲのテーマ」からまいりましょう。
ヒゲダンスは、全員集合の後半のコーナーで、煉瓦造りを模した壁のセットが上から降りてきて、「ヒゲダンスのテーマ」が流れ始めると、黒の燕尾服に付け髭の扮装で、腕をまっすぐに下ろし手首を外側に90度に向けたペンギンに似た姿勢で、加藤茶さんと志村けんさんの2人が舞台袖から登場。
・志村さんが、ロープを付け、水を入れたバケツを勢いよく垂直方向に円運動させることで、遠心力により水をこぼさずにおくバケツの芸
・リンゴ・ミカン・グレープフルーツといった果物を加藤さんが投げ、もう一人の志村さんが手に持ったサーベルや口にくわえたフォークで突き刺し、受け止める芸
などの芸を披露します。
けれど、芸を披露するのはもっぱら志村さんのほう。
加藤さんは、一度は芸が成功したことで帰ろうとする志村さんを「ヘイ!」と言って呼び止め、さらにレベルアップした芸に挑戦するよう志村さんを呼び戻すがごとく、もっぱら観客をあおる役といった感じでした(これが何回か続くことに)。
そんな加藤さんも、時々志村さんと同じ芸に挑戦することがあったものの、ほとんど失敗ばかりでしたよね…。(*^_^*)
では、以前はYouTubeのプレーヤーでご紹介していましたが、削除されてありませんでしたので、下の「nicozon」というサイトのリンクより「ヒゲのテーマ」の曲を試聴してみてください。
●「ヒゲ」のテーマ/たかしまあきひこ&エレクトリックシェーバーズ - nicozon 4分35秒
(視聴プレーヤー:Frash)
(視聴形式:別窓)
本来ですと全員集合で流れていたバージョンがいちばんよかったのですが、これはこれでいい曲ですし、思わずヒゲダンスを踊りたくなってきますね。
◆ヒゲダンスのテーマの原曲は、テディ・ペンダーグラスの「DO ME」だった
そのヒゲダンスのテーマですが、洋楽による原曲は、アメリカのR&Bの歌手であるシオドア・"テディ"・ペンダーグラス(Theodore DeReese "Teddy" Pendergrass・2010年1月13日に死去)ことテディ・ペンダーグラスが、1979年に発売の3枚目のアルバム「Teddy」に収録の「DO ME(ドゥ・ミー)」という曲であったことがわかりました。
テディ・ペンダーグラスの「DO ME」の曲は、下のYouTubeからのプレーヤーで試聴ができます。
曲のタイトル「DO ME」 4分43秒
歌:テディ・ペンダーグラス
う~ん、これはまさにヒゲダンスのテーマの原曲といった感じの曲でしたね。
なお「DO ME」の曲は、三菱自動車のトールワゴン型乗用車である「三菱・RVR(2代目前期型・2003年1月に生産終了)」のCMソングとして使われたこともあったとのこと。
それと、私のブログで2006年10月1日に更新の、ザ・ドリフターズに似ている外人5人組ダヨ! 全員集合 KIRIN 淡麗グリーンラベル
の記事で、途中から志村けんさんも出演していたKIRINの「淡麗グリーンラベル」のCMシリーズのうち、志村さんを含む外人メンバー5人全員がヒゲダンスを行なっていたバージョンもあり、CM音楽も「DO ME」が使用されていたそうです。
◆ドリフのわんダー・ドッグ
そしてもう1曲は、全員集合の少年少女合唱隊のコーナーの中から「ドリフのわんダー・ドッグ」です。
ドリフのわんダー・ドッグ、少年少女合唱隊のコーナーのトリで、加藤さんと志村さんの2人が登場。
かなりロックな曲が流れる中、
「わんわんわんわわん
わんわわんわんわん わわんわん
わんわわん わんわわん わんわわん
わんっ!」
と、まるで犬の鳴き声に音階がついたかのように、2人がマイクで歌うというもの(実際は口パク)。
また、「わんわわん わんわわん わんわわん」と歌った後、加藤さんと志村さんが後ろを向き、おそらく合唱隊に向かって得意の変顔をしていたらしく、合唱隊のメンバーとして出演のゲストの歌手たちがよく笑いを浮かべていました。
でも、
そして最後に、2人がマイクのコードを長く持ち、何回かマイクをクルクルと回したのち、
「わん!」
の声で終了となっていました。
「ドリフのわんダードッグ」については、数年前にTBSで定期的に放送され、最長でなんと4時間という長丁場もあった「全員集合スペシャル」の番組でも紹介されていたことがありました。
◆原曲も一緒! Wonder Dogの「Living On A Farm」
「ドリフのわんダー・ドッグ」については、きっと原曲があるのかもしれないと思っていたんですが、それがなんの曲であるのかはこの記事を書くまでわかりませんでした。
そこで調べたところ、ドイツを拠点に活躍したドイツの男性で、サウンドエンジニアでレコードプロデューサーでもあるHARRY THUMANNによる、Wonder Dogの「Living On A Farm」という曲が原曲であったということです。
しかもこの曲、「ドリフのわんダー・ドッグ」の曲とまるっきり一緒だったんです!
ということで、「Living On A Farm」の曲は下のYouTubeからのプレーヤーで試聴ができます。
Wonder Dog - Living On A Farm 2分55秒
先ほどの「ヒゲダンスのテーマ」にしても、記事の冒頭の「ドリフの早口ことば」にしても、洋楽の原曲をアレンジすることによりドリフの番組で使用されていました。
それだけに、ドリフの番組で使用されていた音楽と原曲が一緒だったというケースは、けっこう珍しいと言えるかもしれませんね。
下のリンクでご紹介のCDは、2000年11月16日に発売された、ザ・ドリフターズの結成35周年記念2枚組ベストアルバム「ドリフだョ! 全員集合 青盤」
というタイトルで、記事でご紹介の「ヒゲのテーマ(DO ME)」はディスク2の7曲目に。
「ドリフのわんダー・ドッグ(LIVING ON A FARM) 」は、同じくディスク2の8曲目に収録されています。
【送料無料選択可!】【試聴できます!】ドリフだョ! 全員集合 青盤 / ザ・ドリフターズ
なお、同じく2000年11月16日には、ザ・ドリフターズの結成35周年記念2枚組ベストアルバムで、下のリンクのように「ドリフだョ! 全員集合 赤盤」 というタイトルで赤盤も発売されていたことがわかりました。
【送料無料選択可!】【試聴できます!】ドリフだョ! 全員集合 赤盤 / ザ・ドリフターズ
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