ベストテンに続き、夜ヒットもDVD BOXを発売! 山口百恵 in 夜のヒットスタジオ | 続きは、CMのあとすぐ!

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この記事は、2010年1月17日に更新の、これさえ聴けば、ほかの曲は聴かなくても十分満足シリーズ 山口百恵「ロックンロール・ウィドウ」 の記事内でご紹介の、「ザ・ベストテン 山口百恵 完全保存版 DVD BOX」 の続きのような感じの内容となります。


さて、上記した2010年1月17日の記事のリンクのように、「ザ・ベストテン 山口百恵 完全保存版 DVD BOX」が発売されましたが、今度は2010年6月30日に、ザ・ベストテンに続けとばかりに、かつてフジテレビの音楽番組として放送されていた「夜のヒットスタジオ」からも、山口百恵さんのDVD BOXが発売!


発売されてからもうすぐ1ヶ月になりますが、ベストテンのDVD BOXよりも見応えがあると、早くも購入されたユーザーさんから数多くの高評価を得ているみたいなんです。


それが、「山口百恵 in 夜のヒットスタジオ」 というタイトルのDVD BOXです。


◆発売前の「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」の番組で、夜ヒットの山口百恵を大特集!


「山口百恵 in 夜のヒットスタジオ」のDVD BOXが発売されることは以前から知っていたものの、DVD BOXが発売前の6月28日に放送された、ダウンタウンが司会の音楽番組「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」の「今聴きたい!名曲HEY!HEY!HEY!」のコーナーでは、夜ヒットに出演の山口百恵さんを大特集していた番組を放送。


生バンドで、ダン池田とニューブリードの生演奏に乗せて歌っていたヒット曲の数々はもちろん、夜ヒットの番組内の企画に出演していたお宝映像なども。


私も見ましたが、それはまるで、「山口百恵 in 夜のヒットスタジオ」のDVD BOXの大予告篇とも言うべき内容となっていました。


◆夜のヒットスタジオについて


今回のDVD BOXのタイトルにもなっていた「夜のヒットスタジオ(以下、夜ヒット)」について少しご紹介しておきますと、夜ヒットは、1968年11月4日~1990年10月3日まで、午後22時より1時間番組として放送。


ザ・ベストテンと同じく生放送の番組であり、放送回数は実に1131回にわたるフジテレビの音楽番組でした。


夜ヒットといえば、司会には芳村真理さんと、歌手の井上順さんとのコンビがおなじみですが、初代から振り返ってみると、過去の夜ヒットの司会は次のようになっていたことがわかりました。


初代:前田武彦・芳村真理(途中から、固定のレギュラー司会者を設定せず、ゲスト歌手2組が交替で司会を務めるスタイルが採られるゲスト司会による輪番制に)


2代目:芳村真理・三波伸介・朝丘雪路(のちに芳村真理・三波伸介に)


3代目:芳村真理・井上順


4代目:芳村真理・古舘伊知郎


5代目:古舘伊知郎・柴俊夫


6代目:古舘伊知郎・加賀まりこ


この中で、3代目の芳村真理さんと井上順さんとのコンビは、まさに夜ヒットを代表する司会の2人であると言えますね。


4代目の芳村真理さんと古舘伊知郎さんは、見ていたはずなんですが、不思議とあまり記憶がありません。


かわりに、5代目の古舘伊知郎さんと柴俊夫さんは、男同士の司会ということでかなり記憶に残っています。


6代目の古舘伊知郎さんと加賀まりこさんについては、そういえば、古舘さんと、夜ヒットでは、数々の暴言を吐くなどの毒舌ぶりを発揮していた加賀さんとのコンビでの司会ってあったな~という感じでしたね(笑)。


◆山口百恵も出ていた、夜ヒットの名物企画「歌謡ドラマ」


HEY!HEY!HEY!で山口百恵さんを大特集した夜ヒットからの番組の中で、百恵さんも出ていた「歌謡ドラマ」というコーナーがあったことを初めて知りました。


最初は、なぜ夜ヒットに歌謡ドラマが? と疑問に感じたんですが、司会に、日本テレビの長寿番組「笑点」の3代目司会者で、昭和を代表する喜劇役者の一人でコメディアンでもあった故・三波伸介さんが夜ヒットの2代目司会を務めていたと知って、なるほどなと納得しました。


夜ヒットの歌謡ドラマのコーナーでは、その回で歌われる曲を題材にしたコント調の寸劇をくり広げ、そのまま曲へと入っていくなど、三波伸介さんが司会だったころならではの名物企画でもあったそうです。


◆現在CS放送で再放送中の夜ヒット


ところで夜ヒットといえば、現在CS放送のスカパー!とスカパー!e2の「フジテレビフジテレビONE/TWO/NEXT(ワンツーネクスト)」のうち、TWOで再放送されています。


私は最初、過去の夜ヒットの番組が再放送されているなんていいなと思っていたものの、実際は、当時の出演歌手の版権上の問題や、過去映像の解釈より、完全な夜ヒットの再放送は実現していないのだそうです。


なお、私がチェックしたときは、7月20日に1977年7月4日放送分として夜ヒットが再放送されていたことがわかりました。


この時点で放送回数は63回だそうなので、夜ヒットの再放送はまだ始まったばかり。


なので、今後もCS放送で夜ヒットの再放送を見ることができる環境の人はうらやましいですね…。


◆その後の夜のヒットスタジオと、派生番組について


それと夜ヒットについては、夜のヒットスタジオのタイトルでの番組終了後の夜のヒットスタジオと、夜ヒットとは別の番組として派生番組というのもありました。


まず、夜のヒットスタジオが終了した後は、「夜のヒットスタジオDELUXE)」というタイトルで、毎週水曜日放送の、2時間枠のワールドワイドな音楽情報番組に生まれ変わりました。


司会は、芳村真理・井上順がしばらく続いた後、芳村真理・古舘伊知郎古舘伊知郎・柴俊夫に。


その後、「夜のヒットスタジオSUPER」となり、毎週水曜日は同じですが、2時間から1時間番組となりました(司会は古舘伊知郎・加賀まりこ)。


また、あくまでも夜ヒットとは別の番組として、次のような4つの派生番組もありました。


1.ヒットスタジオコンプレックス(毎週金曜日深夜、R&NとInternationalを1枠にした番組)


2.ヒットスタジオR&N(R&Nは「ロック&ニューミュージック」の略。毎週金曜日)

司会は、古舘伊知郎・GWINKOバブルガム・ブラザーズ・戸川純長野智子(戸川純さんの急病のため代役を務める)


3.ヒットスタジオInternational(毎週金曜日)
司会:服部まこ


4.ヒットスタジオ演歌(月1回土曜日の番組)
司会:堀内孝雄


この中で、個人的に好きだったのは「ヒットスタジオR&N」。


なぜなら、若手ミュージシャンやロックアーティストが数多く出演し、ライブ感覚でフルコーラスでの演奏も見ることができた番組だったからです。


ヒットスタジオInternationalとヒットスタジオ演歌は、そういえばそんな番組があって、1~2回は見たことがあったかもという程度でした。


◆山口百恵 in 夜のヒットスタジオの主な収録内容


では、あらためまして、「山口百恵 in 夜のヒットスタジオ」のDVD BOXの主な収録内容をご紹介しますと、


・1975年6月23日~1980年10月6日までの、フジテレビに現存する「夜のヒットスタジオ」全56回放送分を収録。


・夜ヒットでは恒例だった、その回の共演者たちの曲をリレー方式でマイクを渡しながら歌う(楽譜の小節でいえば8小節くらいまで。最後の人はワンコーラス)オープニングメドレーを含む、百恵さんの125回の歌唱シーンとトーク。


・HEY!HEY!HEY!でも放送されていた、リハーサルに間に合わなかったピンクレディーの代役で 山口百恵さんと桜田淳子さんが私服のままでぎこちない振りをつけながら楽しそうに「渚のシンドバッド」の曲を歌う場面や、歌謡ドラマ、コンピューター占いなど、様々な夜ヒットの番組内企画。


・百恵さんの最後のテレビ生出演となった、1980年10月6日放送の夜ヒットで、「伝説から神話へ 日本武道館さよならコンサート・ライブ 」 というタイトルのDVDとしても発売されている、日本武道館でのファイナルコンサート翌日に生放送された、あの感動の「特集サヨナラ山口百恵」など、数々の伝説シーンも収録。


・特典映像として、百恵さんが出演のスター千一夜や、伝説のラブラブショーなど、フジテレビの番組からの秘蔵映像もあり。


などなど、特に百恵さんが好きな方、ファンの方にとってはまさに永久保存版といえる、6枚組のDVDによるDVD BOXとなっていました!


それに、夜ヒットの原則であった全曲フルコーラスのように、百恵さんの曲が短縮版ではなくフルコーラスで楽しめること。


なによりも、1975年~1980年までの5年の間に、百恵さんが、少女から大人に、アイドルからアーティストへと変わっていく過程がよく見えるのが、今回の「山口百恵 in 夜のヒットスタジオ」のDVD BOXの大きな見所であるといえるでしょうね。


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★もうチョコっと一言!

今日この記事を書く前、何気なしにフジテレビの音楽番組「ミュージックフェア」を見ていたところ、なんと、谷村新司さん、堀内孝雄さん、矢崎透さんによる、ベテランフォークグループのアリスと山口百恵さんが一緒に、堀内孝雄さんの「君のひとみは10000ボルト」を歌っていた場面が…!


ミュージックフェアは、アリスや山口百恵さんのように、歌手やアーティストとの豪華なコラボが多いことから、次にDVD BOXを発売するとしたらミュージックフェアがいいかもしれませんね。