ウィーンへ向かう途中で出会った女性の影響でブラチスラバへ行くことになりました。



スロバキアの首都、ブラチスラヴァまではウィーンから日帰りできる距離。



明朝、早速ブラチスラヴァへ・・・







列車に揺られること約2時間、到着してすぐ、ブラチスラヴァで最初に受けた印象



は、「色のない街」ということでした。



何と表現したらいいだろうか・・ 画一的というか、殺風景というか、今までに見たこと



のない風景です。



本当にここで人が生活しているのだろうか・・・そんなことを思わせるような感じと言ったらよいでしょうか。











そして、私は目的地の旧市街地へと向かいました。



2kmほどの距離をタクシーで移動。




旧市街に着いた私は、まずは近くのブラチスラヴァ城に行きました。



時刻は朝の8時。



勿論まだ開いていません。






私はお城の周りを見ることにしました。



城の後ろにまわるとドナウ川が見えました。

薄暗い空にうっすらと霧がかかっています。



私は未知への憧れのようなものが強いのですが、



この橋の向こう側に行ってみたいと思いました。



それは、多分一生行くことがないだろうという思いに対する反発心のようなものだと



思います。



そうして、ブラチスラヴァ城を後に、旧市街へと向かいました。










旧市街は、さっき受けたブラチスラヴァに対する印象を覆す雰囲気がありました。



殺風景な感じは全くなく、



いかにもヨーロッパの小さな町、という感じです。



小径が入り組んでいて迷路みたい・・・







その中を歩いていくと偶然にクリスマス市を見つけました。


時間が早いので閉まっています・・



でも、大きな広場にはクリスマスツリーが飾ってあったりして、雰囲気は感じられ



ました。






きっと夜になったら煌びやかに賑わうのでしょう。。。





正直言って、ウィーンを発つ時は、スロバキアに対しても、ブラチスラヴァに対しても



全く無知で、危険なところではないかと思っていました。入国したら最後、日本へは



帰れないのではないか、とか、色々思いました。



今まで私が聞いた話は、ブラチスラヴァを一人で旅行した女性なんて聞いた事がない、というようなことばかりです。



でも、実際に来てみたら治安はとても良く、とても静かな街でした。



ここなら、数日間、ホテルに宿泊してもっとゆっくり観光したいと思いました。








私は旧市街を後にし、駅に戻る為のタクシーを探しました。



日本とは違って、流しのタクシーはいません。



大通りを歩きましたがタクシースタンドは見当たりません。






駅までは地図によると2km。



歩いてみようと思いました。



キョロキョロしながら歩くと、旧市街とは違って近代的な建物ばかり。



でも華やかさが感じられなくて、寂しい雰囲気です。



なんとなく心細い気持ちになってきました。





30分ぐらい歩いたでしょうか。



何かおかしい・・・



そう気がついたときには道を間違えて、駅とは随分離れた方に歩いていましたあせる








ヨーロッパの冬。



寒さが厳しい・・・





なんだかもう、歩く気力もタクシーを探す気力も無くなって、私は近くの喫茶店に入りました。





今思うとすごい勇気ビックリマーク



でもその時は、温かい場所で休むことで頭が一杯でした。






お店に入って飲み物を注文しました。



メニューの分からない私は他の人と同じもの頼みました。









なんだか甘い香りがします。



鼻をくすぐるような香り・・・ この飲み物は、



温めたリンゴジュースにシナモンを入れたもの。



カップの脇にはビターなチョコレートが一かけ添えてありました。





ちょっと懐かしいような味・・・



でも新鮮な感じもします。










カップが空になる頃には、すっかり回復し、店を出ました。



タクシーを探さなくちゃ。



そう思いながら店を出ると目の前にタクシーの列が!







そう。なんと! 目の前がタクシー乗り場だったのです!



しかし、あまりの寒さで疲れていた私には気がつかなかったのでした・・・








無事駅に着いて、ウィーン行きの列車に乗り込みました。






これでもう安心OK



安心感で涙が溢れそうです。



全く言葉の通じない国・・・



ガイドブックに情報の無い街・・・



そして、その街を歩いたという自信。。。





でも、それ以上に、素敵な街を、また一つ見つけたという達成感で胸がいっぱいになったのでした・・・