21日午後の東京外国為替市場においてユーロ円の上昇が
目立っている。
欧州債務問題が再燃するなか、本日予定されていたアイルランド、
スペイン等PIIGS諸国の国債入札への懸念が広がっていたが、
どちらの応札倍率も前回分にこそ届かなかったものの無難な
結果となったことで、安心感からユーロを買い戻す動きが進んだ模様。
ユーロ円は一時112.58円まで本日高値を更新、その後も112円台を
維持している。112.00円付近に差し掛かる5日間移動平均線が、
短期的なサポート帯として機能するかどうかが目先の注目点で、
日足ベースで同水準を維持できれば、テクニカル的なユーロ買い
安心感につながる可能性もあるだろう。
一方の米ドル円は85円台半ばを中心としたもみ合い。NY時間の
FOMCに注目する向きが多く、欧州時間序盤にはイベント前の
ポジション調整から85.26円まで下押しする場面も見られた。
今回のFOMCだが、政策金利は0.25%据え置きが濃厚で国債買い
取り額の増加をはじめとした追加緩和策を実施するかどうかが
焦点となる。
すでに前回追加緩和を実施していることや、最近の米経済指標が
送急な緩和策拡大を必要とする程に悪化していないことを踏まえ、
こちらも据え置かれるとの見方が多い。
ただ、仮に据え置かれたとしても声明文で将来的な追加緩和の
必要性が説かれると市場が米ドル売りに傾く可能性はある。
その際、15日の本邦当局による介入以来のサポート水準である
85.00円を割り込むと再度米ドル円の安値攻めが開始されることも
考えられ注意をしておきたい。