14日の欧米外国為替市場は、各通貨アジア時間の上昇幅を
削る展開となった。
欧州時間序盤、格付け機関ムーディーズが、向こう12-18ヵ月の
期間内にギリシャの格付けが引き下げられる可能性は50%と
表明したことを背景にユーロ売りが進行。
この動きが他の対円相場の上値を抑える形となった。その後、
JPモルガンの1-3月期決算が市場予想を上回ったことや、
3月米小売売上高が事前予想を大きく上回る結果(前月比:予想+1.1%
結果+1.6%)となったことが好感され、リスク選好の円売りが
優勢となる場面も見られたが、バーナンキ米FRB議長の
議会証言を控え、上昇幅は限定的となった。
注目の議会証言については、低金利政策の長期間維持について
改めて言及。また、景気が二番底に陥る可能性を否定できないと
語るなど、慎重な意見が目立つ内容であった。
この結果を受けたマーケットは調整色を強める展開となり、
米ドル円は92.82円まで本日安値を更新する形へ。
その後は、米地区連銀経済報告の内容が、多くの地域で経済活動が
拡大している事を示すと相場は反転。
引けにかけてドル買いがじりじりと進んでいるが、ドルのセンチメントが
改善したと見るのは早計か。
米ドル円は、日足ベースで5日線が上値抵抗となっており、下値を支える
21日線との間で方向性を探る展開となりそうだ。