16日欧米時間の為替相場では、米ドル円が軟調な展開。
方向感に乏しかった欧州タイムから一転、注目された10月米小売売上高
(結果:1.4% 予想:0.9%)が予想以上の強い内容となると、
リスク選好の動きから米ドルが売られる形に。
さらに、NYダウがスタートから堅調な推移となったことや、NY金が
連日の史上最高値を記録したことなどから、リスクテイクの動きが加速し
米ドル売りが優勢となった。
その後は、バーナンキFRB議長が講演で米ドル安を牽制する発言を
したことから、一時的に米ドルが買い戻されたが、低金利を長期間継続する
可能性を示唆すると、再び米ドル売りに傾斜した。
米株式市場は、低金利継続期待を好感して大幅高の動き。
米ドルは、リスク選好の動きから大きく売られる格好となり、
米ドル円は安値を88.75円まで更新した。
クロス円各通貨も、米ドル円の下落に上値を抑えられる形となったが、
資源価格の上昇で資源国通貨がしっかりの推移となったことや、
対ドルでの強含みがサポートとなり、全般的に下げ渋る展開となった。
ただ、オバマ米大統領の中国訪問で、人民元に関する話題が挙がっており、
円高リスクが意識されていることから、米ドル円とクロス円各通貨ともに
上値の重い展開が続きそうだ。