居所の周辺に渡ってきた白鳥たちが最近帰り支度を始め、春の季語である「鳥帰る」「白鳥帰る」の時期になりました。

 

外へ出た時に頭上から白鳥の啼きかわす声が聞こえると、つい空を見上げます。そして、遠くに行くまで見送っています。

昨年の年末、盛岡で1羽の白鳥の命を看取る貴重な経験をし(下記リブログ)、それから白鳥には特別な思いが湧くようになりました。

白鳥の寿命は30~40年と言われます(長生きだと50年とも)。あの白鳥も、毎年シベリアからはるばる30・40往復してきたのだろうな・・。この鳥が生きてきた約40年、決して安全に渡ってこられた訳ではなかったでしょう。それでも、長い時を過ごし最後は水の上で生涯を全うした。その一生に今でも心から「ご苦労さま」と労いたくなります。

 

今はただ、帰り支度を始めた鳥たちが無事に家族や仲間と北へ帰れることを願って。

白鳥たち、また今年の冬も待ってるよ。気を付けてお帰り!