新しい年の始まりに、謹んでご挨拶・・・

と思いましたが、元日から能登方面で大地震・昨日に至っては航空機事故と続き、何よりも災難に遭われた方々へ心からお見舞い申し上げたく、年明け祝いの文面はあえて出さないことといたします。

 

正月・しかも元日から、テレビ番組を臨時ニュースに変えるほどの災害が起きるなど、記憶している限りでは初めてです! 80代の両親も、こんなことは初めてだと言っていました。

1日(月)午後4時10分過ぎ、実家にいたらテレビ画面で地震の情報が流れ、少したつと家中の窓や戸全体がカタカタ鳴って吊り下げ電灯が揺れていました。居所の震度は「2」だったそうです。しかし「これ震度3ぐらいじゃないの!?」と感じるほどでした。

その後も度々緊急地震速報の警告音が鳴り、NHKのテレビ番組は即座に臨時ニュース、ラジオ第一では箱根駅伝の中継を中止して地震の報道になっていました(この対応が出来るのは、さすがに国営放送)。

 

この大変な時ながら、こちらは通常通りの正月を迎えることができ「日常のありがたさ」をかみしめています。

 

今回作ったなますです。黒っぽく見えるのは、鮭の氷頭(ひず)。鼻軟骨部分の稀少部位であり、今大注目の健康成分「プロテオグリカン」の原料です。氷頭なますは、東北で広く作られている「郷土おせち」です。初めて氷頭を入れましたが、良い出汁が出て、大根・人参だけのなますとは全く違う味わいになりました!

 

こちらは「おせち料理」ではありませんが、正月はちょっと贅沢にと和牛のしぐれ煮を作りました。良い牛肉を入手すると、塩味抑えめのしぐれ煮を作ることにしています。煮詰めると肉の味が分からなくなるかと思いきや、これは最も肉の旨味がよく表れる料理の1つではないでしょうか。

 

地震に関してはまだまだ不安な状態が続きますが、1日も早い全容解明と復興を願うとともに、自分も災害への備えを改めて見直し注意していきたいと思っています。