【その他】 本当にあった怖い話 | コマンタレヴの懐古蟲

コマンタレヴの懐古蟲

かつて新しいもの好きだった私が、そのスピードについて行けず、
「あれは良かった、これは良かった」などと過去を美化し始めた…。

そんなオッサンの物語。

昔、経験した本当の話。


あ、オカルトでも何でもない話です。


同じブロガーの、ひなたくぞうさんの記事を読んで

ふと思い出した事があったもので、書こうと思いました。





昔、おんぼろアパートに一人暮らしをしていた時の事です。


真夜中に、ふと目が覚めました。

外はかなりのどしゃぶりで、寝なおそうと思ったものの、

雨音が気になって眠れませんでした…。


タバコを吸おうと思ったら、切らしていた事に気がつきます。


どしゃ降りなので、嫌だったんですがコンビニに行く事に。


コンビニはアパートから100mほどなので、近いもんです。


ビニール傘をさすものの、雨が凄くてほとんど意味はありません。


コンビニまでは2つ角を曲がればすぐです。

濡れるのも構わずダッシュ!!1つ目の角を曲がります。しかし…。



小さな街灯があるけど、深夜の住宅街はほぼ真っ暗です。

そんな中…。




なぜか分かりませんが、「違和感」を感じます。




2つ目の角を曲がらず、立ち止まります。

雨の音だけが激しく響く暗闇をながめ、1つ目の角まで戻ります。

十字路の真ん中にしゃがみ込み、じーっと「違和感」の正体を探します。


すると、道路の端にある白線に目が止まります。


白線に近寄って、目を凝らすと1cm程の黒い丸い模様が1つあり、

その丸い模様は、雨に当たってもユラユラと海中の藻のようにただよっています。


何だこれ?と思って、よ~く見てみると…。



コマンタレヴの懐古蟲











血だ。



色はわからないけど直感的にそう思いました。

そして、よーく目を凝らして道路をみると、一定の間隔で転々と続いていたのです。

自分の前にも後ろにも。


それが血だと気がついて、心臓の鼓動が早まります。

しかし、この血痕がどこから来てどこへ行ったのか?が気になります。


ひとまず片方の行方を追って行きます。

それは、私がよく使う駅の方へ続いていました…。

が、暗いのと、激しい雨もあって途中で完全にわからなくなってしまいました。


今度は逆をたどります。


すぐ近くに小学校があり、地面を見ながら歩いて、時折しゃがんで

血痕を探して歩いていました。


すると…。






ふと気がつくと、誰かがこちらを見ている事に気が付きます。


!!


地面ばかり気にしていたので、人がこっちを見ている事に

気が付かなかった…。


近所の家の玄関が、開いていて誰かが仁王立ちしてこっちを

じっと見ていたのです。


私はおもわず声を上げそうになり、猛ダッシュでコンビニへ駆け込みました。


家に帰るのはダメだ!と一瞬思ったからです。




これは何かしらの事件だ。


そう思った私は、明るくなるまでコンビニで過ごし、家に帰るなりニュースをチェックします。


特に何もない…。




そもそも、あれが血だったという確証もない。

朝になって雨はやんだが、道路には何の跡も残ってはいませんでした。




そして、夕方のニュースで…。




となり町で殺人事件があったのです。




犯人は刃物で殺傷しており、本人もケガをしている可能性があるとの事。

そして、その犯人はとなり町から2駅歩き、電車に乗ったとみられていた。


それは、その駅の改札に犯人の血が付いていたからだった…。


その駅とはまさしく私の使う最寄駅の事だ。



間違いない。

私が見たのはその血痕だと確信した。




しかし、血痕があのどしゃ降りで消えずにいたという事は、

まだ新しかったからであり、その血をたどった私は、


暗くて人気のない道で、犯人に出くわしていたかもしれないのだ。




そう思うと、その日は一歩も外に出られませんでした。




それ以来、私は何か「違和感」を感じた時は、それを無視せず

注意深くあたりを観察するようになりました。


直感や違和感は潜在的な力として、あるもんだなぁと思います。


ただ、好奇心などにかられて深追いをすると、

しなくてもいい恐怖を味わうハメになるので、皆さんご注意を…。