今、私の願い事が叶うならば。 | コマンタレヴの懐古蟲

コマンタレヴの懐古蟲

かつて新しいもの好きだった私が、そのスピードについて行けず、
「あれは良かった、これは良かった」などと過去を美化し始めた…。

そんなオッサンの物語。

水竜ギルギッシュを倒すと、突然目の前に

氷のような大樹が現れた…。

これが「グロリスの木」か…。



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その木から落ちた蕾を聖杯で受け止めると、

聖杯は、まばゆく輝く聖水に満たされた…。


これを王に飲ませれば、正気に戻る…か。


何だかあのクソ賢者に、いいように踊らせられている気がしてならない。


ここは深く考えるのはやめて、城へ向かう事にした。




その道すがら、そういえば大事な事を思い出した。


それは「キーエンブレム」だ。



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村長が言ってたことなんて忘れてたよ。


「キーエンブレム」は大陸にある国々の王などが持っていて、

ようは恩を売っておけば、大きな見返りが得られる印なのだ。


キーエンブレムとは、いわば地位と名誉の象徴といえる。


富とか名誉よりも翼が欲しいという方も、おられるかも知れないが


私は何より富や名誉を頂きたい。



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そんなわけで、王は正気を取り戻します。


そもそも、どうして呪われてしまったのかと思えば、

隣国から友好の印として送られてきたペンダントのせいらしい。


そこへ現れた、デブ…ちょっとひとより大きめの女賢者「マリーン」によって

ネックレスは取り外したものの、正気を失っていたのだという。


話だけ聞くと女賢者の自演乙に思えるが…。



この世界にはロクな賢者いねーな。



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ほら、なんかエイドスの手柄みたいになってるし…。


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あぶないあぶない、我が覇道の第一歩目から

つまずく所だった。


さあ、もうここに用は無い!


とっとと次のキーエンブレムを頂くために、

城を後にしたのだった…。



追伸:とりあえず5大陸中の1つ目かぁ…。

    俺、遅すぎるな…進行度。

    だって、寄り道の方が楽しいんだもん恋の矢




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