パンタローネ | コンメディア・デッラルテ研究会

コンメディア・デッラルテ研究会

月1回、役者や音楽家、ダンサー、各種アーティスト、一般の人々が、
コンメディア・デッラルテ様式のパフォーマンスやエクセサイズで、
自己解放、自己表現に取り組んでいます。

ストック・キャラクターと呼ばれる仮面それぞれの個性について。

パンタローネ(Pantalone

コンメディア・デッラルテ研究会-パンタローネ

出身はベネチア。
金持ちで、欲深で、色欲旺盛な老商人。
男らしさと精力の象徴として大きな股袋(コドピース)を股間に付けている。

役柄として、インナモラータの親とされたり、
カピターノやドットーレの友人や商売仲間とされたりすることがある。

パンタローネによる商売の計画が召使いザンニによって妨害されるのがお決まりのパターン。

老人の役。学があり、お金もあり、要するにエライ人で、ヴェネツィアの老商人という役柄。
いいお爺ちゃんではなく、気むずかしくて偉ぶっていて、そっくり返ってるうちに騙されたりします。
頭が固く、ケチで神経質で口うるさく、おまけに好色。
簡単に言えば、がめついスケベじじい。

かぎ鼻、ひげがとんがって、平たく丸い黒い帽子、赤い服に黒い長いマント。
黒い中に赤いのを着てる爺さんがいたら、パンタローネ。
細いズボンをはいていて、パンタロン、パンツの語源にもなった。