ドットーレ | コンメディア・デッラルテ研究会

コンメディア・デッラルテ研究会

月1回、役者や音楽家、ダンサー、各種アーティスト、一般の人々が、
コンメディア・デッラルテ様式のパフォーマンスやエクセサイズで、
自己解放、自己表現に取り組んでいます。

ストック・キャラクターと呼ばれる仮面それぞれの個性について。

ドットーレ(Il Dottore

しったかぶり、ボローニャ、偽装。

初老の男。博学で饒舌だが、その発言はほとんど意味を成さない。
異性に対して容赦のない冗談を無数に飛ばす。
しばしばパンタローネの友人として登場する。
これも老人。パンタローネのお友だち。
ドットーレっていうのはドクターのことで、学者の役。
弁護士や医者になったりします。

出身は大学街のボローニャ。グラツィアーノとも呼ばれます。

でもこの学識も怪しくて、というか、
半端な知識を偉そうにひけらかすだけの能なしのえせ学者。
一応は学者なのでラテン語をペラペラしゃべります。
でも中身がなかったりする。

短めの黒い服を着て、首には襟、手に手袋、腰にハンカチをぶら下げて、
大きな鼻をつけます。仮面の鼻が大きいんじゃなくて、鼻だけつけます。

黒い服でベルトに白い布がはさんであって鼻が大きかったらドットーレ。