「IWGP」や「4TEEN」で有名な石田衣良さんの短編集です。タイトルが気に入ったので、手に取りました。
これを読んでいた当時、付き合っていた女性と別れたばかりでした。
失恋した時に恋愛小説を読むというのは、私にとって定番ではあります。
夢をかなえ始めた彼女に対し、
自分の存在意義が薄れていくのを感じる
『夢のキャッチャー』
私とローマの休日をしませんか?
チャットで知り合った女性は何と72歳。
『ローマンホリディ』
さよならデートに出かけた二人の結末は。
『スローグッドバイ』
失恋すると愛とは何なのかうだうだと考え始めたり、映画や本で気を紛らわせたり…
夜独りになって思い浮かべたり、あの時こうしていれば良かったと後悔したり…
こういった事がぐるぐると頭の中を駆け巡り、そうして私は途方にくれるのです。
さて、男女の別れ方には2種類あると聞いた事があります。
相手に嫌われて別れるか、
表面上円満に別れるか。
前者は、相手の事が本気で嫌になって別れた場合。いわゆるケンカ別れですね。
希に相手がまだ自分の事を想ってくれているのに別れなければならない場合もあります。
次の恋にいきやすくしてあげる為にわざと傷つけて自分の事を忘れさせてあげるのも優しさのようです。
後者は、音楽性の違いを理由に解散するバンドのように、表面上体裁を装って別れる場合です。
「色々あったけど今後は友達として…」とか「新しい彼氏とうまくいくといいね」等と思ってもいないような事を最後の小さなプライドを奮い立たせて言い去るのです。
勿論、その後も友人として付き合いが続く場合もありますが、私にはそんな懐の深さはございません。
はい、器の小さい男で結構。私はそういう人間です。
前述の彼女とは、表題作の真似事でさよならデートを敢行しました。
二人で出かけた思い出の場所を巡り、あの時本当はどんな事を考えていたかとか昔の他愛ない話で一頻り盛り上がりました。
実は彼女の気持ちが変わっている事は随分前から気付いていました。
スローグッドバイ…ゆっくりと別れを告げる恋愛もあると思います。
P.S さよならデートの企画に際して
お馴染みの待ち合わせ場所、深夜まで喋った近所のファミレス、二人ではじめて行った海。
そして、2時間かけて見に行った日本有数の・・ダム?なぜダムの話なんか・・心にダムはあんのかい!!
「一つ屋根の下で2」より


