[60歳からのペン画]
私はカルチャースクールでペン画の講座を始めて今年で29年目になります
生徒さんの多くは、子育てが終わって、定年になってから始められています。
毎年ペン画展を行ってきていますが、それに飾られているペン画の数々はみんな第二の人生としてペン画を始められた人たちの作品で、10年以上の方が多いです。
今日からの掲載は60歳から始めるペン画の教本、基礎から載せていきます。
いろんな趣味がありますが、ペン画はどうですか
水彩画は色を使いますが、ペン画は白と黒で表す絵の世界です。
日本には古くから親しまれてきた水墨画というモノトーンの絵画があります。
日本人は手先が器用と言われています。細かい仕事を時間をかけて丁寧にこなしていきます。ペン画はそのような方にピッタリの絵画なのです。
黒インクの線を並べ重ねていき一枚の風景画を制作します。
コタツほどの広さの机と、お気に入りの風景写真、それにペンと鉛筆と画用紙があれば始められます。A4のノートほどの紙の上に、ご自分だけの世界が広がります。
林の中の木漏れ日、水に映った木々と空、モノトーンの風景に酔いしれます。
一日中、二日でも一週間でも好きな風景と一緒です。
それはきっと充実した時間です。
描き上がったら、カメラを持って次の、どっぷりと浸かれる風景を探しに出掛けましょう。
今の時代、一人に一台カメラを持ち、家にはパソコンにプリンターがあります。
これを大いに使って絵を描き楽しみましょう。外で描く技術を習得する必要はありません。カメラが無かった時代には、外でスケッチをしないと、絵は描けませんでしたが、便利なものは大いに使って、今の時代の絵をたくさん制作しましょう。
これが60歳からの生きがいにしましょう。
-------------では始めましょう-------------
1.ペン画は線の方向が大切です
縦線は垂直の面を表し
横線は水平の面を表します
「納屋の板壁」で縦線の運筆練習をしましょう
(横線はほとんどなかったので次回は横線の運筆練習の教材を用意します)

<仕上がり>
a.板の壁、柱、梁は縦の線になります
b.材質は木なので木目が入ります
木目を入れないと材質がわからなくなります
c.床下の影は斜め線が基本です
それに縦、横の線を交差させて入れ、暗くしています
板の壁が描けたら終わりです
石や草はうまく描けなくてもよいです
後の手本で草、石が出てきますのでその時上手に描いて下さい
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<写真>
a.壁の板はだいぶ汚れています
縦線を密に入れて黒くしてください
b.土台は石です
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<1. 鉛筆で下絵1>
a.おおまかな板、柱の形と大きさを描きます
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<2. 鉛筆で下絵2>
a.鉛筆で形や木目などを具体的に描きます
この後、
b.鉛筆の線の上をペンでなぞります
c.なぞり終わったら鉛筆の線は消します
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<3. ペン>
a.鉛筆の線を消した状態
b.ペンで描き込みます
c.板や柱などの面は垂直ですから縦線になります
d.板の汚れ、木目も縦線です
e.板と板の隙間は板の汚れ、木目の黒さよりも黒く、暗くなります
一番上に載せた<仕上がり>になったら終わりです

縦線横線
線の長さは約2cm 線をクロスさせて
指を動かして引ける長さ 陰影や暗い面をつくる

<ペンの説明>

ミリペン
上から
pigment linerピグメントライナー
NEOPIKO-Line-3ネオピコライン3
MULTI LINERマルチライナー
MANGAKA
ペンの太さはキャップの上部に記されています
