わたくしたちは滅多に「日本人」であることを特別に意識する機会がないかと思いますが、こんな機会に一年に一度くらいは武士道や葉隠 などを読んでみて、自分の成り立ちに思いを廻らせてみるのも良いのではないでしょうか。今は入門編で漫画も出ているので気軽に触れられると思いますよ。
武士道 (まんがで読破)/新渡戸 稲造

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葉隠 (まんがで読破)/山本 常朝

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さて、今日のトピックは「成功と成長」です。
「成功は約束されていないが、成長は約束されている」
わたくしの敬愛する方のお一人の田坂広志さんの言葉です。
以前からこの言葉は知っておりましたし、田坂さんご自身も、先日Twitterでつぶやいておられました。
まずは「成功」をどう定義するかで意見の分かれるところもあるかも知れませんが、「成長」については、人それぞれ出発点が違いますから、日々の研鑽を積むことを忘れなければ、人は誰もが例外なく、体験出来るものだと思います。
先日、著者である友人から電話をいただいき、改めてこのことについて話してもらいました。
考えてみれば、全く当然のことなのですが、「成功」を望んでも「成長」が伴わなければ、それは淡い夢のように、ある日手の内から雲散霧消してしまうように思えます。
逆に田坂さんの言葉のように、人としての「成長」を求めた時に、保証はされていないが、たまたま思ったような、(あるいは思いも寄らない)いわゆる「成功」を得たとしたら、自然に感謝し、それ自体に執着することもないのかもしれません。
わたくしの大師匠は、メタファーの達人で、時々思いも寄らないことを言い出します。
ある日、
「棚からぼた餅って言うけど、お前たちは上げてもいないぼた餅が落ちてくるのを待ってるんだろう」
と言い出して、一瞬沈黙が流れた後、皆が大笑いしたことがあります。まさに皆が思い当たるふしがあったからでしょう。
わたくしも「幸せな成功」というものが何なのか、出来る事なら今生に体験してみたいものだと常々願っているわけですが、ひとつ確信していることは、「成長なき成功は砂上の楼閣である」ということです。
昨晩は定期で行っている勉強会だったので、仲間と一緒に新しいスキルを学びながら、このことも話し合いましたが、皆、一様に納得し、それぞれが自分を磨くことで「成長」は間違いなくできるのだと安心していました。
思えば「人生における成長」は、すなわち「成功」と置き換えても良いのではないでしょうか。
大師匠の
「貧乏人とは『足る事を知らぬ』者」
という言葉が、耳に蘇りました。